8月10日の噴火

火山灰分布調査,分析結果 2000/8/18更新

 8月10日午前6時30分頃から三宅島雄山山頂の陥没火口内で,再び噴火が認められました.火山灰の分布,堆積については現在調査中です.

火口の様子 


●現地調査

中田,金子,長井(地震研),宮城(地調),大野(日大)

 

火山灰分布図(8/12速報版)

昨日の調査でわかった8/10の噴火の火山灰の分布を示したものです.降灰量は7/14-15の噴火に比べて極めて少ないようです.

7月8日の噴火の火山灰の分布

7月14−15日の噴火の火山灰の分布 

8月13日の噴火の火山灰の分布 


●火山灰分析

安田,藤井,秋政,嶋野(東大地震研),下司(東大地惑)

現在,千葉達朗氏(アジア航測)が採取した火山灰の分析を行っています.

8/10に噴出した火山灰の実体顕微鏡写真および電子顕微鏡写真を掲載します.今回の一連の噴火で問題になっていることのひとつが,噴出物の中にマグマ物質(本質物質)が含まれているのか否か,また,本質物質が含まれているとするとどれくらいの量なのか,という点であると思います.現在これを明らかにするため,いくつかのグループによって分析が行われています.

8/10 降下火山灰中粗粒粒子(洗浄済み)の実体顕微鏡写真

写真
採取場所
火の山峠入口
三七山出口
仏沢出口
三池浜
とんび沢出口
(下部のスケールは1目盛=1mm)

写真
採取場所
火の山峠入口
三七山出口
仏沢出口
三池浜
とんび沢出口
(横幅は約1mm)

写真
採取場所
火の山峠入口

黒色スコリア

三七山出口

変質岩片

仏沢出口

黒色スコリア

三池浜

黒色スコリア

とんび沢出口

変質岩片

(拡大写真)

8/10 降下火山灰粒子の組成像写真(仏沢出口=一周道路中最大層厚)

典型的な構成粒子

表面に赤色酸化皮膜を持つ粒子1

表面に赤色酸化皮膜を持つ粒子2

発泡した粒子1

発泡した粒子2

8/10 泥流(地獄谷)中の火山灰粒子の顕微鏡写真

実体鏡(横幅約3mm)

実体鏡(横幅約1mm)

6月28日変色海域の潜水調査で見つかった発泡したれきの分析(安田氏)

7月14−15日噴出火山灰の分析(安田氏)

1983年10月3−4日の噴出物の分析(嶋野)

三宅島2000年7月噴火の 噴出物の岩石学的検討(宮城氏@地調

三宅島2000年7月噴火の 噴出物の岩石学的検討(東宮氏@地調


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