第3回三宅島西方沖潜水調査

調査時間:8月29日午前7時から午後3時

観測者:中田節也,金子隆之,安田敦,嶋野岳人(東大地震研)

調査船:新海丸.ROV:新日本海事 はくよう2000(重量??kg).


 2000年8月29日変色海域の3回目の潜水調査を行いました.過去二回の調査ではそれぞれ,海底に形成された亀裂,火口列の発見,地形の調査がおこなわれました.しかし,調査地域の海流の早さ等の理由から,分析に充分な試料の回収が失敗に終わっていました.今回の調査は潜水艇(はくよう2000:新日本海事(株))を使い,充分試料の採取を主目的としました.潜水艇の操作,海底地形の観察はパナマ船籍の作業船(新海丸)上から行いました.湧水の採取,温度測定も行いました.

 潜水艇はくよう2000の 前方にはカメラが付いており,映像はVHS方式のビデオに録画しました.また,前方(窓の下)にはマニピュレーターが付いており,試料の採取もできる(約80kgまで).

 

<観察結果>

 三宅島西方沖海底に見られた火砕丘のすその.主として一様な岩質の非溶結のスパターとスコリアにより構成される.外形はリボン状ないしフレーク状をなしていることが多い.それぞれの火砕物粒子は,海流の非常に速い地域であるにもかかわらず,円磨されておらず,表面にはきめの細かいしわ模様は見られる.白色のものは珊瑚や貝殻.表面を覆っている(淡灰色)のは山頂噴火による火山灰.>>試料分析結果 

作業船(新海丸),潜水艇(はくよう) 
新海丸全景
はくよう右側部
はくよう左側部
前方部
試料採取用かご
オペ室外観
オペ室モニター
潜水直前
火口周辺堆積物
熱水湧出地域
採水風景
採水試料回収容器

謝辞

はくようの操作チームの方々には,われわれの注文に快くお応えいただき,満足のいく完璧な操作をしていただきました.新海丸の方々には安全な航海,おいしい食事をはじめとしてあたたかい支援を賜りました.以上の方々にお礼いたします.


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