地震計を用いた自然地震観測によるプレート構造調査

首都圏に新たな中感度地震計を機動的に配置し,定常的な自然地震の稠密観測を行う.これにより,精度の高い震源分布や地震波速度・非弾性常数の三次元的な分布を明らかにする.また,プレート境界面の形状やプレート内における弱面の存在等を把握する.


自然地震観測の全体イメージ図(クリックすると大きくなります)


logo  首都圏地震観測網(MeSO-net)

この地震観測網は,3本の直線アレイ観測網と広域観測網からなっています.総観測点数は約400点です.観測点間隔は,前者は約2km,後者は約5kmです.日本の高感度地震観測網の観測点間隔は約20kmですから,都市部での地震観測としては世界でも例を見ない大変に稠密な観測網が構築されることになります.

観測点配置
観測点配置図(予定).赤丸が本プロジェクトで設置する観測点.
黄丸は既設定常観測点,橙丸は大大特で整備した観測点.


東京大学地震研究所