ACT受信プログラム

ACT(自律強調型通信)プロトコルは、文部科学省委託研究「首都直下地震防災・減災特別プロジェクト」(代表者:東京大学地震研究所 平田直)で設置した首都圏地震観測網(MeSO-net)のデータを、確実かつ安定的に伝送するために開発されたデータ伝送プロトコルです。この手順に準拠したデータ送信装置を観測点に設置し、以下からダウンロードできるプログラムをLinux OSの動作するワークステーションに構築すると、ACTプロトコルによるデータ受信が可能になります。構築法等については、ダウンロードしたファイルを解凍し、READMEファイルをご覧ください。

ACTプロトコルの特長は以下の通りです。

  1. 回線の状況により、データ送出量を観測点側で自律的に制御し、ネットワークの混雑による動作不安定を防ぎます。
  2. 確実なハンドシェークによりデータの欠落がありません。
  3. 一時的な回線の不通が生じても、回線復旧後には自動的に送信未完了のデータを送信し始めます。つまり、データが観測点側に残っている限り、すべてのデータが伝送されて収録されます。

【注意】

 

ACT受信用プログラムのダウンロード

 

参考文献
森田裕一・酒井慎一・中川茂樹・笠原敬司・平田直・鏡弘道・加藤拓弥・佐藤峰司, 2010, 首都圏地震観測網(MeSO-net)のデータ伝送方式について−自律協調型データ送信手順(ACT protocol)の開発−, 東京大学地震研究所彙報, 84, 89-105.