東京大学地震研究所火山噴火予知研究推進センターでは、新燃岳の火山活動を監視するため、新燃岳周辺で全磁力連続測定を行っています (図1、黄丸が全磁力観測点)。

8月22日の新燃岳の噴火に際しては、全磁力データに明白な変化は見られませんでしたが、火山活動に伴った可能性のある若干の変化が見られました。

図2は8月1日から24日までの新燃岳の北側と南側の観測点データの差をプロットしたものです。
8月16日頃から南に比べ北の全磁力が若干大きくなっています、これは両観測点間で消磁があったことに相当します。
気象庁の報告などによりますと、熱異常はそれほど顕著でないとのことですので、この全磁力変化が熱消磁によるものかは検討中です。

図3は噴火前後2時間分の新燃北と新燃西固定局の観測データの差をプロットしたものです。
噴火のおこった16:34にはなんの変化も見られませんでしたが、16:43-16:46にかけて異常がみられます、もしかすると噴火活動に伴う変化かもしれません。
また、今回の噴火後、山頂火口外西側の火孔近傍にあったSMWからのデータが途絶えており、被災したものと思われます。
(last update: 2008 Aug 25)