気象庁発表、地震調査委員会発表記事は略す。
第1面
○ 27日午前1時現在、北海道新聞社調べで重傷者266人。
● 豊頃町に釣りに出かけた行方不明の2人は津波にさらわれた可能性有り。十勝川右岸で2人の車発見。北海道警察捜索開始。
○ 岩見沢市で女性(83)が自宅で転倒、胸部を圧迫骨折。
○ 登別市の女性(78)転倒。腕の骨を折る。
● 津波警報は26日午後6時半までにすべて解除。
○ 地滑りのおそれのある厚岸町の2所帯11人以外は避難勧告は解除された。
○ 自宅倒壊のおそれや片づけの間に合わない人など、十勝管内豊頃町の60人、浦河町の39人、静内町の45人、音別町の32人、札幌市の12人の合計188人は自主的避難を続けた。
○ 住宅の被害は、日高管内で全壊1棟、北海道全体で半潰7棟、一部損壊27棟
○ 27日午前0時の通行止めは、高速道路2路線2区間。国道2路線5区間、道道17路線22区間が不通。
○ 十勝管内で乳業工場4カ所で生乳受け入れ中止。音更町のよつ葉乳業、帯広市の明治乳業、大樹町の雪印乳業、浦幌町の浦幌乳業が製造ラインの破損のため生乳の受け入れ中止した。豊頃農協では断水のため搾乳機の洗浄水が確保できず、70戸の農家が搾乳できなくなった。
○● 岸壁の亀裂などで漁港被害13件。漁船の転覆流出が11隻、ウニ養殖施設など施設被害が5件。
● 浜中漁協では海中に設置した籠等やウニの種苗が津波の被害にあった。
● 釧路町仙鳳趾漁港で無人のカキ漁船2隻が転覆。構内に油が流出。
○ 池田町ワイン城は28日まで操業出荷を停止する。
○ 空港ビルの天井が崩落したため始発便から運休していた釧路空港は、26日16時53分羽田発の便の到着から運航を開始した。全日空、エア日本、日本エアシステム、北海道エアシステムの32便が欠航。
○ 北海道電力によると、1万6千戸異常に及んだ停電は、最後まで停電の続いていた豊頃町で53戸が26日21時13分に普及して、北海道全体ですべて復旧した。
第2面
○ えりも町にあるGPS基準点は87センチ東南方向にずれ、22センチ沈下した。
大樹町基準点は南東方向に78戦地移動、31センチ沈下した。
様似は西に59センチ移動、22センチ沈下した。帯広は東南に46センチ移動。
第3面
● 苫小牧港へのフェリーの着岸が10時間以上遅れて、16時50分の着岸となったため、一部で配送の1日の遅れを生じた。
○ JR貨物は、釧路・帯広間の貨物輸送をトラック25台での輸送に切り替えた。
○ 音別町の大塚製薬のグループ工場では、操業を中止した。再開のめどは立っていない。
○ 新日鉄室蘭製鉄所内、北海製鉄工場で地震によって粗鋼生産工程の冷却水の配水管に亀裂を生じ、同行程を停止した。
○ カウボーイ浦河店では酒類の商品が地面に散乱し、足の踏み場もない状態。26日の営業を中止した。
○ 釧路町のホームセンターのホーマックススーパーデポ木場店では壁面が落ちたり、天井がはがれ落ちたため休業。
○ ポスフール静内店では、2階の衣料売り場の散乱がはげしく、また駐車場に亀裂が入り休業した。営業は28日再開の見込み。
○ イオン釧路昭和ショッピングセンターではスプリンクラーが作動。2階の専門店街が水浸しとなる。
○ 長崎屋は27日から3日間、帯広、西帯広、中標津の3店で水弁当などを特別奉仕価格で提供する。(救援記事2件略)
第17面
○ 広尾町のピアノ教師村上美智子さん(67)は病気の夫の使っていた酸素呼吸器を停電のため携帯用に切り替えた。観音開きの食器棚の戸が開いて中の食器が落ちて散乱した。人形の置物が割れた。
○ 釧路市の辻敏子さん(52)食器棚は開かなかったが棚の中で食器が割れた。テレビが床に落下したが壊れず。
○ 浦河町の小椋千鶴子さん(48)人形ケースが落ちてガラスが割れ、鉢植えも落下し、停電でテレビが付かず携帯ラジオも電池がなくて使えなかった。たんすはL字金具で固定してあったので無事。小さな整理ダンスは手で押さえていて倒れなかったが、余震で倒れた。
○ 釧路消費者協会会長の小笠原和子氏(65)の家では本や食器が床に散乱した。
第31面(函館面)
○ 函館市水産物地方卸売市場の荷さばき場の建物出入り口アスファルト部分が陥没。3センチほどの段差ができた。
○ 厚真町の苫東火力発電所の自動停止のため、今金、北檜山、上ノ国の各町の一部で40分間停電。
第34面
○ 27日午前0時現在、高速道路は苫東鵡川間、帯広芽室間で通行止め。国道は336号線えりも町・浦幌町間、242号線池田町利別・幕別町明野間で合計2路線5カ所で通行止め堂々の通行止めは17路線22区間で通行止め。
○ JRは線路の陥没などで、帯広・釧路間、釧路・根室間、東釧路緑間、鵡川様似間が運休。釧網本線は27日復旧。他の3路線は復旧の見通しはたっていない。
○ 水道管の破裂で豊頃、池田、浦幌、忠類の7316世帯で断水。浦河では全戸の70%に当たる4941世帯で断水。 釧路町の漏水と、浜中町の断水は27日復旧の見込み。
○ 26日の臨時休校は、釧路・十勝・日高の85小学校、50中学校、24高校、特殊学校3校。21校が下校時刻を繰り上げ。
○ 十勝川下流の堤防上面に多数の亀裂が入る。浦幌町左岸堤防では8.8km幅は広いところで1mが被害。釧路市新釧路川でも護岸崩落した。
○ 根室港では重油タンクから1500リットル流出。
○ 釧路港で液状化で岸壁沈下
○ 道路は26日午後7時までに国道3路線7区間、道道17路線26区間が規制された。
このため、池田町は孤立状態となった。
○ JR北海道は、26日に92カ所で被害を確認した。未確認の者を含め百数十カ所になる見込み。被害は帯広根室間と緑町東釧路間で起きている。
○ 池田町ではJR利別川橋梁が破損。十四カ所のうち六カ所の橋桁のつなぎ目で部品が落下、橋下手が20cmずれた。
○ JR池田駅ではホームに亀裂が入ってずれた。音別町など八カ所で信号機が傾いた。○ 線路の曲がり、陥没の被害は81カ所。
第35面
○ 豊頃町大津地域コミュニティーセンターに六十人避難。川村重幸大津三区長は「大津で被害のない家はない。水道が使えずトイレが使えない。今後が不安」
○ 三石町でNTTドコモ携帯電話基地局の非常用電源が切れ、十八時四十五分まで携帯電話が使えなくなった。 KDDI(au)も同地域で不通となったが十九時復旧。Jフォンは地震直後に数分間不通となった。
○ 苫東厚真火力発電所4号機(70万キロワット)は地震が原因と見られる故障が見つかった。運転再開は29日の見込み。
○ 苫小牧市真砂町の出光興産北海道精油所で26日石油貯蔵タンク(3万キロリットル)が炎上したが、同市消防本部は同タンクとつながるパイプ2本に生じた亀裂は火元になった可能性があると見ていたが、タンク内の可動式ふたと大きく揺れ内壁とぶつかって生じた摩擦による発熱の可能性もあると指摘。パイプの亀裂から漏れた重油に別の原因による引火の可能性も考慮に入れている。
北海道新聞 27日 朝刊