○ 地震記事 ● 津波記事
   気象庁発表記事はのぞく。

第1面
○ 二十六日正午現在重軽傷276人。国道三路線五区間、道道十五路線十六区間が通行止めになっている。JRは運転見合わせ。点検後午前八時頃から運転再開。午後0時十分までに特急二十二分を含む167本の列車が運休。
○ 道内三十七万所帯停電。正午現在約6700所帯で停電継続。
○ 根室支庁管内中標津町で女性(74)がテレビが落下し骨折した。
○ JR根室線帯広・根室間で四十カ所で道路陥没有り。復旧も見通し立っていない。
○ JR日高線・釧網線は全区間運転を見合わせている。
○ 標津川で堤防に長さ57mの亀裂。
○ 根室線直別駅付近で札幌発釧路行きの寝台特急「まりも」(八両編成乗客三十九人)
  の先頭から二両目が脱線し、一人(三十三歳男性)がカバンを拾おうとして頭を打った。このほか乗務員一人負傷。手前の信号機は大きく傾き駅はガラスが散乱。
○ 足寄で女性(53)が階段から落ちて腕を骨折。
● 北海道では十七市町で1万3千人を対象に避難勧告。
● 釧路市では午前9時3分に1.2mを観測した。
○ 釧路空港では、管制塔が被害を受け、正午までに32便が欠航。
● 広尾町で乗用車十数台が流された。
○ 国道336号線広尾町、浦幌町の二カ所で土砂崩れが発生。
○ 釧路・十勝官内で道路の陥没、橋の段差十カ所。
○ 十勝川では堤防に十七カ所亀裂。
● 浦河では午前6時24分に道内で最大の1.3mを記録した。
  浦河では磯舟三隻が転覆。 
○ 静内町では牧場経営の男性(64)が地震で暴れた馬にのどをかまれて重傷。

○ 苫小牧市真砂町の出光興産北海道精油所の原油貯蔵タンク周辺から出火、炎上した。
  苫小牧市消防本部から消防車十七台が消火に当たり、午後0時九分鎮火。
○ (写真)歩車道の間に大きな亀裂が入った国道38号。音別町直別。

 第二面(全ページ写真)
○ 直別駅付近で脱線した特急「まりも」
○ 静内町の旧日高塵芥処理センターの真ん中から折れて倒壊した煙突
○ 帯広市、本が散乱した書店、 
● 避難勧告を受けて高台にあがった市民、広尾町
○ 池田町清見のワインの城近くの親熟成庫、棚から落ちて床に散乱するビンデー時ワイン
○ 釧路市米町、倒壊した厳島神社の鳥居(午前六時三十分撮影)

 第三面

○ 土砂崩れや段差のため、国道336号線はえりも町から浦幌町までの間で三区間で通行止め。 
○ 十勝支庁管内幕別町明野・浦幌町万年間で橋に段差を生じ38号線は通行止め。
○ 幕別町明野・池田町間橋の点検で通行止め。
○ ちほく高原鉄道陸別町・池田町間で線路が陥没し復旧のめどが立っていない。
○ 釧路空港の管制塔管制室では天井パネル70平方メートルが無線機やレーダーの上に落下。
 26日正午までに32便欠航。同空港ターミナルビル二階出発ロビー天井2/3程度落下。床にパネルやアルミ枠が散乱した。屋上貯水タンクから水漏れ有り。部分的に床が水没。土産物店で商品が水をかぶる。
○ 二十六日正午現在の停電は、池田町1598戸、豊頃町608戸、幕別町52戸、浦幌町+音別町682、白糠町87、鵡川町404、早来町32、新冠町1323、三石町1365、浦河546。
○厚真町苫東厚真火力発電所四号機午前四時51分自動停止。
○ 北方領土は国後島で停電があったほか被害なし。
○ 札幌地下鉄は6時54分運転再開。

第17面(釧路地方面)
○ (写真)釧路町役場。庁舎の車寄せの屋根のスラブの片側がはずれて落ちた
○ (写真)釧路市住吉町。本が棚から落ちて散乱した書店。
○ (写真)釧路市富士見2。壁が崩れ落ちた商店
○ 釧路港副港岸壁に亀裂が走る。
○ 市民の避難:旭小学校に50人、市生涯学習センターに40人など約183人が避難。
○ 佐藤真貴さん宅でタンスが倒れ、食器が落ちる。
○ 日進小学校豊橋真人君宅。マンションの4階。ガラスが割れ棚が倒れた。戸が開かなくてなかなか外に出られなかった。」○ 市立釧路総合病院。午前6時半までに20人受診。二人手など骨折。
○ 釧路市愛国の女性(60)ガラスの人形ケース頭上に落下。左手甲を切る。
○ 釧路市米町厳島神社。高さ六メートルのコンクリート性鳥居転倒。御神殿は無事。
○ 釧路市富士見 佐藤英次氏。家具散乱。「家が壊れるかと思った。一〇年前の釧路沖地震よりひどく揺れた」
○ 久寿里橋近くの理容店、植木鉢がめちゃめちゃに壊れた。店内水浸し。
○ 釧路市立博物館。展示物を固定したのでほとんど被害なし。蛇のホルマリン漬け二本のみ被害。○ 釧路市栄町飲食店高橋すみ子氏。店の棚に「てぐす」をはっていたのが功を奏して酒瓶の転倒が防げた。
○ 釧路市内、十カ所で水道管漏水。芦野の市営住宅三棟九十戸給水管破裂。給水車出動。
○ 釧路ガス、79件ガス漏れ通報有り。事故なし。
○ 釧路市内小中学校ガラス破損あり。釧路市、釧路町、白糠、音別、浜中、厚岸の小中学校全校休校。高校一部休校。
○ 白糠中学校で校舎2階、3階の水道管破裂、教室に水があふれた。
○ ポスフール釧路は午後から食品売り場だけ営業。イオン昭和ショッピングセンター26日休業。丸井今井釧路店、イトーヨーカ堂釧路店平常営業。

 第18面
● (写真)豊頃町大津港。津波で台座からはずれて傾いた陸揚げ中の漁船。
○  豊頃大橋付近の国道、約100おきに陥没、亀裂有り。
  近くの道道、100mにわたって深さ30センチほどの亀裂有り。
○ 大津運送会社(鈴木光夫社長)、トラック3台収容の2階建て倉庫ぺしゃんこになる。
○ 十勝河口橋 橋と道路の境目に30センチの段差。
●(海震)大津港沖でサケ漁をしていた男性(60代)。「海の上でも大きな横揺れを感じた」
● 大津港、約二十隻の漁船、岸壁の上までせり上がってきた津波で傾き台座からはずれた。海面はゆっくり上昇してきた。
● 大津港コミュニティーセンター。住民二百人ほど避難。  
○ 池田町利別ワイン配送センター。十二本入りワインケースが次々崩れ、3−4万ケースの3分の一が崩れた。

 第19面
●えりも町自営業飯田稔氏「波が高くなりながら港に押し寄せてくるのがわかった」
● 広尾漁港。漁業者は漁船を沖だし。沖出しが終わったこと津波が来襲し、同港の潮位は通常より2.5m上昇。漁業者が乗ってきた軽トラックや乗用車十数台が海に飲み込まれた。
○ 広尾町大通り地区の竹内和子さん(76)。寝ていた竹内さんの上に仏壇が落ちてきて下敷きになった。息子に助けられた。
○ 音別町国道通過中のトラック運転手松井和則氏(46)「最初は風が強く吹いていると思ったがそのうち電柱や看板が倒れ、道路が波打った。必死でブレーキをかけた。」
○ 札幌市内でエレベーターが各所で停止。白石区のマンションで男性一人が閉じこめられ一時間後に救出。
○ 苫小牧市真砂町の家dみつこうさん北海道精油所からは揺れの直後真っ黒な煙とオレンジ色の炎が吹き上がる。辺り一面咳き込むほどの石油臭ただよう。
○ 釧路港で液状化現象。
○ 札幌市清田区美しが丘3−6の住宅街で市道交差点付近が液状化で陥没。周囲の木造二階建ての住宅8戸傾く。道路や家の敷地には地割れができ、大量の水と土砂が噴出。一部住宅で床下浸水。窓や玄関が開かなくなった。この付近かっては沢だった。
○ 釧路西港第四埠頭付近、広範囲に液状化現象が見られた。岸壁の一部最大30cm。長さ150m沈下。
○ 釧路西港に通じる道路。コンクリートの割れ目から灰色の泥水わき上がった。
○ 根室港付近水産加工場の重油タンクから油約1500リットルが岸壁に流出。正午現在海面に長さ600m、幅50mにわたって広がっている。タンクの水抜きバルブのはずれと見られる。根室海上保安部で処理剤をまいている。
○ 苫小牧の原油貯蔵タンクの炎上の原因は、三万キロリットル(直径43m、高さ24m)のタンク同士を結ぶ配管に生じた亀裂が火元か?この配管と、海上桟橋(シーバース)とをつなぐ輸送管にそれぞれ亀裂はいる。同精油所で出火したタンクのほか別の二つのタンクで油漏れが見つかった。
○ 中標津町東25南3の道道で地震のため道路に散乱していた空きビール瓶を片づけ作業をしていた小笠原誠一さん(61)が乗用車にはねられ、死亡した。

北海道新聞(釧路版)
  
−9月26日夕刊