河北新報の記事
 注:河北新報の購読範囲は宮城県を中心としながら東北六県とされる。このため、岩手、青森、福島の各県の記事があるが、各県の地方新聞にすでに詳細が掲載されているものはここに採録しないことにする。したがってここには宮城県の記事を中心に載せる。

9月26日夕刊(=27日朝刊)
● 岩手県宮古市赤前地区では県道が5センチほど冠水した。
●? 岩手県釜石市両石町の漁業関係者(56)は、午前5時前、漁港の水門を閉めに来たら漁港に流れ込んでいる川の水がごうごうと音を立てていた。津波の前兆だったのだろう。
● 宮城県志津川。午前六時五分ころ津波の第一波が到達。水門の鉄板に波が押し寄せるたびに「どーん」という鈍い音が響いた。住民は「水の引きが早い」、「水底が見え始めた」などと不安げな表情で見守った。
● 気仙沼市では、市街地と大島を結ぶ連絡船が高波で午前六時十分の始発から七時三十五分まで四便が欠航した。
○ 26日午後1時現在、宮城県内では被害は起きていない。

9月27日夕刊(独自記事なし)

9月28日朝刊
● 陸前高田市広田湾などではホタテやカキの養殖施設の七、八割が被害にあった。
● 陸前高田市小友漁協ではカキ養殖イカダ約四百枚のうち約三百枚が、ホタテ養殖施設八十台のうち七十台が被害を受けた。
二十七日は組合員ら五十人が修復作業に当たった。養殖ロープ同士が絡み合い団子状態になっているイカダを切り離した。津波で3トンの固定用ブロックが移動。その代わりアンカーを打ち込んで応急措置とした。
● 気仙沼市大島の外浜地区と、同市鶴が浦や宮城県唐桑町西舞根との間の海域でカキのイカダが寄り合い、ロープが絡み合う被害を出した。
○ 仙台消防局は、北海道での石油火災鎮火のため、消化剤6000リットルを支援提供した。
  河北新報