三宅島火山活動に関する連絡本部の拡大会議メモ   (菊地記)

日時:6月28日 13:30-14:30
場所:第2会議室
出席:藤井所長、鍵山、萩原、大湊、津久井(千葉大)、金澤、武尾、卜部、
   菊地、鷹野、山中、高橋(事務長)、伊達(事務長補佐)
話題:
(1) 海底地震計設置のための支援要請について
 地震の活動域が三宅島西方海域に移動したこと、過去の事例(1962年,83年)に
よると噴火前後に海域でM6クラスの地震が起こっていることなどから、今後の地
震活動の推移を調べるためには、海底地震計を設置して震源決定精度を上げること
が重要。このため海洋科学技術センター(JAMSTEC)に観測船「よこすか」の支援を
要請することにした。
 またその他の方法(ソノブイ利用)も検討した。
 関連して、マグマの通路を挟んだ領域の構造探査の話もだされた。

(2) 今後の観測計画について(火山センターより)
 GPS機動観測:14台運用。
 プロトン全磁力:29日に上嶋、小山(悦)、橋本(京大理)が出発。
         既設3台に携帯電話を接続。アルゴス2点増設。
 広帯域地震計:大湊が28日夜出発。3台設置予定。
 強震計:坂上、高橋が28日夜出発。3台設置予定。
 絶対重力:大久保が有珠から装置を移動。7月1日に設置予定
 ガス試料:東工大平林が担当