三宅島火山活動調査・現地報告
                   (大学観測班:敬称略)
 
2000/07/01
 
GPS/広帯域班:大野原島GPS(及川,青木:ERI),データ交換+監視
  (松島,大湊),一周道路Fast Static 12点(全員).M6.1発生
  のため木股(名大)と調整,木股等は神津島へ.
 
強震計班(高橋,坂上:ERI):長期間記録用のHD届く.確実な作動の
  ためテストを繰り返し,東海汽船による帰京をとりやめ.ある点
  でデータ吸い上げ中にM6.1発生,この点ではデータ取れず,無念.
 
電磁気班(笹井,上嶋,橋本武志(京大)):山頂カルデラ南壁付近
  (最初に群発発生,熱消磁地点のほぼ真上)にアルゴス・プロト
  ン設置.雄山サウナのアルゴス・プロトンでデータ届かず(鍵山
  より連絡),設定をやり直し,OK.手島牧場に携帯テレメータプロ
  トンを設置.Jacques Zlotnicki (OPGC,France)到着.
 
重力班(大久保,古屋(ERI),前川(北大)):海上保安庁サーブに
  て16:30頃来島.測候所にて深夜までFG5設定.
 
2000/07/02
 
本日の予定.
GPS/広帯域班(及川,大湊,松島):一周道路Fast Static 15点.臨時
  固定点3箇所設置.
 
強震計班(高橋,坂上):最後の点検,午後のANK便で帰京.
 
電磁気班(笹井,上嶋,橋本,Zlotnicki):携帯テレメータ・プロトン
  を1点設置.山頂カルデラ横断SP側線に連続測定装置とりつけ.4点
  の短基線SPで,10秒の連続観測を開始.
 
重力班(大久保,古屋,前川):FG5設定.午後一周道路で移動観測.
 
                         笹井洋一