神津島・新島地震活動にともなうGPS観測調査報告(その3)
8月3日(木)

神新汽船「アザレア丸」にて下田発。(加藤、奥田)
神津島に11時30分着。田部井、中尾(前夜竹芝発)と合流。宿は「福一丸」。
「ヘリポート」観測点に携帯電話テレメータ設備を設置。「めいし海岸」観測点へ行き、同設備を設置しようとするが、携帯が圏外となっているため、あきらめる。なお、旧受信機も動作不良。

8月4日(金)

8時すぎ。渡船「万作丸」にて「赤崎」観測点へ。電源不良により受信機が作動停止していた。三脚をボルトにて固定。徒歩にて、海岸伝いに行き、「返浜」観測点に到達。10時30分。観測が順調であることを確認。データを回収。携帯テレメータ設備を設置。 赤崎へ帰る。同渡船にて本村へ帰着。12時30分。
午後、奥田、中尾、田部井の3名は「高処山」観測点に携帯電話テレメータ装置を設 置のため出発。加藤は徒歩にて「めいし」観測点へ。受信機を交換する。奥田他の組 は松山も保守して帰着。以後はすべて4名で行動。

8月5日(土)

「天上山北」観測点へ徒歩にてアプローチするも途中の山道が崖崩れのため通行不能 。港にて時間をつぶす。12時の「アゼリア丸」にて式根島へ。
式根島12時50分着。昼食中に「震度5弱」がある。しかし、体感はどうも震度3強か 4程度であった。レンタカーにて「式根島」観測点へ。携帯電話テレメータ装置を設 置。地理院GPS観測点を見学。
16時発「にしき2」にて新島へ。レンタカー(「大沼レンタカー」)にて、宿「民宿 マタデー」へ。村役場へ挨拶および若郷行き「にしき2」の予約。「コウガ採石場」 観測点へ。携帯電話テレメータ装置を設置。宿へ帰る。

8月6日(日)

8時発若郷行き乗船。前田勝利氏が一緒になる。また、一時帰宅の人(約60名)で 船は満員に近い。前田氏運転の車で「若郷保育園」の観測点へ。データ回収。
若郷地区の被害を見て回る。役場支所(対策支部)にて休憩。
11時45分発「にしき2」にて本村へ。
役場で脚立を借用し、「和田浜」観測点へ。受信機が不良であったため、一式、交換。 15時20分発熱海行きに乗船。18時45分熱海港着。熱海駅にて解散。
(以上)