三宅島観測情報 2000/08/09 早朝 8月8日 電磁気班: ANK午前便で,笹井(地震研),大和田毅,瀧沢倫明(気象庁地磁気観測 所)が三宅島空港到着.レンタカーで民宿「ほまれ」および測候所へ.三七 山からシトリ神社付近までが通行止めのため,大回りしなくてはならない. お盆過ぎまでこの状況は続く由.GPS班(及川・他)は午後便までに最後 のデータ回収に必死で,時折携帯で連絡を取るだけ. 1)三ノ宮付近に磁気測量の間だけの臨時連続観測点(プロトン磁力計)を 設置. 2)雄山南(OYMS)のバッテリーを大型新品2個と交換.後ほど鍵山が順調 にデータ送信が行われていることを確認.過去1週間の欠測のあとで,どの くらい磁場が変化しているかは,9日の地震研鍵山のHPに,請うご期待. 3)繰り返し磁気測量点の確認作業で,重要な西側山腹の4点を確認.明日 以降に測定を予定. 4)GPS班は無事午後便に乗れて,我々がハイエースを乗り継ぐ. 5)測候所にフラックスゲート3成分磁力計を設置.宿へ.測候所で山頂陥 没孔の写真を見せてもらった.赤茶色の岩肌(貫入ダイク?)の迫力!駐車 場は半分くらいは残っているが,トイレは落ちてしまったらしい.民宿「ほ まれ」には電磁気班3名が宿泊. 8月9日 電磁気班: 早朝5時の船で,西田泰典(北大教授),佐波瑞江(北大M1),高橋優志 (地震研M2),浅利晴紀(M1)が来島.電磁気班7名は11日(金)まで 滞在し,磁気測量・自然電位測量・プロトン磁力計の新規設置とデータ取得 を行う予定.