8月13日(日) 終日雨のため旅館に缶詰. 昼頃,支庁に泥流発生状況を聞きとりに行く.赤場暁の北,椎取神社で道路に泥流 オーバーフロー.赤場暁からサタドーについては誰も調査していないので不明である が,小さなものは発生しているものと考えられる. 東海汽船は14日発分も台風のため欠航. 地震が今日は昨日までに比べやや多め. 午後5時45分頃から「ほまれ」に降灰.アジア航測の肉倉さんによると5時25分頃か ら降灰が始まったのとのこと.降灰により暗くなり,辺り一面泥雨景色.車は泥です っかりコーティング.庭の草は灰の重みでしだれる.6時20分過ぎまで泥雨が降る.庭 で14ミリの泥水が溜まる(水が引いた後で7ミリの厚さに).車の上で火山灰を採 取.実体鏡による火山灰粒子観察する.映像記録を行う.硫化水素臭がする.村役場 と支庁に手分けして降灰状況を電話連絡.藤井所長にも電話連絡.火山灰の構成物は 古い溶岩の粒子と考えられるものが多く,8月10日の火山灰と酷似している(後に,宮 城確認). 午後6時半頃から,車に水をかけてアジア航測の千葉さんと降灰調査に出る.その後 ,支庁に連絡しに向かう.旅館「海楽」から「ほまれ」まで(錆ヶ浜付近)がほぼ主 軸.途中,南の粟辺付近,北の伊ヶ谷付近でも弱い泥混じりの雨が降る.7時半頃には 伊ヶ谷から阿古方面に戻る途中は泥雨で路面が汚れている.車はほとんどスリップし ない(粗粒物が多いためか?). 午後7時前,支庁で暫定的な降灰分布を作成し,支庁に渡し,気象庁,村役場にファ ックスで提出.坪田から阿古,伊ヶ谷まで停電.直に復旧. 断続的に雨が降りつづける.