浅間山の山麓に,地球化学,地質学,岩石学の立場から火山を研究する目的で,1955年に小諸火山化学研究施設が設立され,地下水の水位,水質,溶存成分の測定が行われてきた.最近は,浅間火山観測所と一体化して,浅間山の火山活動を総合的に研究する一翼を担っている. とくに,2004年噴火以後,定常観測点の強化を行ってきている.2006年度にかけては,浅間火山観測所,小諸火山化学研究施設,および,軽井沢測候所間のデータの光ケーブルを利用したVLANによるデータ流通システムを完成させた.