1999.7.14

No.0304

(1)実施機関名

北海道大学大学院理学研究科

 

(2)新建議の項目

1.2) 準備過程における地殻活動

 

(a)課題名

弟子屈・屈斜路カルデラ地域での地殻活動モニタリング

 

(b)関連する新建議の他の項目

1ー(2)イ、1ー(3)ア、イ、2ー(1)ア、イ、エ

 

(c)平成11年度の到達目標

弟子屈地域での繰り返し高密度GPS観測およびデータベース構築

 

(d)平成11年度実施計画の概要

当センターでは1998年度に30点からなる高密度臨時GPS観測網を展開した。この基準点を用いた臨時GPS観測を4月と9月に行な。参加人員は5人。予算規模は事業費と施設費で2百万円。また、1996年度に設置した電磁気観測装置およびボアホール体積歪計などのデータを一元化し地殻活動データベースの構築をはかる。予算規模は事業費と施設費でデータ伝送装置に10百万円、データサーバー構築に3百万円。

 

(e)全体計画のうちの平成11年度計画の位置づけ

平成11年度は臨時GPS観測を実施し歪蓄積の時空間分布を明らかにし地震断層近傍での歪み蓄積過程を明らかにする。また、電磁気およびボアホール歪計、地震観測データなどを一元化し、多方面的にデータ解析ができるようなインフラ整備を行なう。

平成12年度以降は、年に数回程度の臨時GPS観測を継続し、時間的な歪み蓄積のゆらぎを検出するほか、他観測項目データを総合し、本地域での地殻活動および地震発生に至る過程を力学的に解明する。

 

 

(f)この課題の実施担当連絡先

高橋浩晃    電話:011-706-2641、FAX:011-746-7404

e-mail:hiroaki@eos.hokudai.ac.jp