(1) 課題番号:
0501.4
(2) 実施機関名:
東北大学大学院理学研究科
(3) 建議の項目:
1. 地震発生に至る地殻活動解明のための観測研究の推進
(1) 定常的な広域地殻活動
(4) 課題名:
広帯域地震観測による津波地震の解明
(5) 関連する建議の他の項目:
1. (1) ア・イ、(2) ア
(6) 平成11年度の成果の概要:
平成11年度中に,広帯域の観測網を展開する予定であったが,TDM と LT8500 の接続について白山工業でも実績がなく,試行錯誤を繰り返して時間がかかり,接続方法が確立されたのが,秋になってからであった.このため,平成11年度においては,階上,姫神,遠野,大東の4点しか広帯域・高ダイナミックレンジ化が実現できなかった.
これらのデータは,LT8500 を用いることにより,22bit/100Hz でサンプリングされ仙台に送られてきている.仙台ではトリガ波形とは別に,連続データを収録しており,その他の中帯域や加速度計データとともに,最新の約3ヶ月分をディスク中に保存可能である.データは,順次
DDS-3 テープに保存され後日の解析に使用される.
(7) 平成11年度に公表された成果:
なし
(8) 平成11年度に達成された成果の、全体計画の中での位置づけ:
平成11年度の実験により,広帯域地震計のデータを LT8500 を用いて TDM 経由で伝送する道筋がついた.雪溶けを待って,平成12年度には,残りの点の設置を行ない,津波地震の解明に役立てる予定である.
(9) この課題の実施担当連絡者
氏名:松澤 暢
電話:022-225-1950
FAX:022-264-3292
e-mail: matuzawa@aob.geophys.tohoku.ac.jp