（１）     課題番号

No．０８０３

（２）　実施施機関名

東京工業大学理工学研究科

（３）　建議の項目

１．地震発生に至る地殻活動解明のための観測研究の推進

(１) 直前過程における地殻活動

(４)　課題名

流体の挙動及び前駆現象の発現機構に関する観測研究

(５)　関連する新建議の他の項目

 (２) エ．構造の不均質及び地殻流体に関連する調査研究

　(3) ア．前駆現象の発現機構に関する観測研究

（６）　平成11年度の成果の概要

伊豆半島北東部における地磁気･地電位変化と群発地震活動との関連を調べる目的で，全磁力及び地電位の連続観測を行った．その結果，伊東市北部の観測点で顕著な全磁力変化を検出した．図に示すように，全磁力が 5nT/year 程度の割合で減少しつづけていたが，地震活動の静穏化とともに変化が見られなくなるという特徴をもつ．全磁力現象傾向が再び現れるかどうか，群発地震活動との関連で注目している．

 

（７）     平成11年度に公表された成果

東工大理，京大防災研，伊豆半島における地磁気･地電流観測，地震予知連絡会第１３４回，１３５回資料, 2000.

 

（８）     平成11年度に達成した成果の全体計画の中での位置づけ

　平成11年度の計画は，地震予知計画の一環として行われたものであり、地磁気･地電位変化と群発地震活動との関連を解明するためのひとつのステップである．

（９）     実施担当連絡者

 　本蔵義守　　    

Tel: 5734-2341

Fax: 5734-3537

Email: yhonkura@geo.titech.ac.jp