2001.8.17修正

No.0210

1)実施機関  京都大学 防災研究所

2)実施内容

 (a) 建議の項目: 1(4)地震時及び地震直後の震源過程と強震動

 (b) 課題名:「直下型地震の地震環境評価」

 (c). 関連する新建議の項目:(4)ア,イ,(2)エ

 (d). 平成13年度の到達目標

  活断層におけるnucleation phase の検出と初期破壊,及び主破壊に至る一連のプロセスをとらえる事を目標とする。

(e) 平成13年度実施計画の概要

1)山崎・花折断層に加え,有馬ー高槻構造線,黄檗断層においても既設の観測を補完する諸観測を行う。

2)大地震の震源域の調査。跳び石などを利用した大破壊域の同定と初期破壊の位置関係の検証のための調査を行う。

3)別途計画「京阪神強震動総合ネットワークシステム」などの地震波形

を用いてSeismic energy scailingを行う。

   参加人員:約20名,  

(f) 全体計画のうちの平成13年度の計画の位置づけ

1)広域歪場と各断層周辺の歪場は必ずしも一致していない。これは広域歪場の中にありながらも各断層が独自の動きをしているものと理解される。GPS等の補完的諸観測により両者を分離し,断層固有の歪変化を捉える。

2)断層周辺で発生する中小規模地震の初期破壊と前項のnucleation phaseと思われる歪変化の時空間関係を調べる。

3)初期破壊の継続時間と大破壊域(地震のブライトスポット)の大きさとの関係を調べる。

 (g) この課題の実施担当責任者

      氏名: James Mori, 電話0774-38-4205  FAX 0774-38-4190

   e-mail mori@rcep.dpri.kyoto-u.ac.jp