No.0501.5

(1) 実施機関名

東北大学大学院理学研究科

(2) 新建議の項目

1. 地震発生に至る地殻活動解明のための観測研究の推進

(1) 定常的な広域地殻活動

 (a) 小課題名

すべり速度の緩やかな変化における摩擦構成則

(b) 関連する建議の項目

1. (1) イ、(2) ウ、(3) ウ

(c) 平成13年度の到達目標

すべり速度を正弦関数的に変動させたときの摩擦の振る舞いを，正弦関数の周期との関係に重点を置いてあきらかにする．

(d) 平成13年度の実施計画の概要

すべり速度を正弦関数的に変動させて実験を行う．その際，正弦関数の振幅，平均すべり速度，面の粗さ（特徴的すべり量）は一定にする．

さらに，すべり面上で発生する微小破壊振動（AE）活動の計測を行い，すべり速度とAE活動の関係がすべり速度をステップ的に変化させたときとどのように異なるかをあきらかにする．

(e) 全体計画のうちの平成13年度の計画の位置づけ

平成13年度，14年度にかけてすべり速度を正弦関数的に変動させたときの摩擦の振る舞いや面の接触状態の変化についてあきらかにする．平成13年度では特に，正弦関数の周期との関係に重点を置く．

(f) この計画の実施担当連絡者

氏名：矢部康男 電話：022-225-1950 FAX: 022-264-3292

e-mail: yabe@aob.geophys.tohoku.ac.jp