1999.11.25 |
No.0702 (1)実施機関名
東京大学 大学院理学系研究科 地殻化学実験施設 (2)実施内容 (a) 新建議の項目
2、(2) 特定域地殻活動モニタリングシステム (b) 課題名
東海及びその周辺地域における地下水観測研究 (c) 関連する新建議の項目
2(2)ア、イ (d) 平成13年度の到達目標
東海及びその周辺地域の既存の地下水観測点をにおいて、平成11年度から開始した非揚水型の溶存ガス測定装置の設置をさらに3地点拡大し、観測網の充実を計る。 (e) 平成13年度実施計画の概要 平成11年度から展開を始めた気体交換モジュールを用いて地下帯水層から直接ガスのみを採取し、四重極質量分析装置とラドン測定装置により溶存ガス成分を測定するシステムを、さらに3地点の観測井に設置し、これまでの揚水した地下水中のラドン濃度を連続測定する方法の改善を完成する。 (f) 全体計画のうちの平成13年度の計画の位置づけ。
平成11年度から開始した既存の地下水観測点を順次、非揚水型で四重極質量分析計とラドン測定装置を用いる多成分の同時並行観測の方式に変える計画は、平成13年度で完成し、新システムの測定に移行する。これにより、自然水位および精密水温測定との両立が可能となり、地下水に含まれる異なる起源、挙動、化学的性質の多成分のガスを同時に観測し、変化を統一的に解釈できることから、地震直前過程の解明へつながることが期待される。 (g) この課題の実施担当連絡者
氏名:野津憲治、電話:03-5841-4624、FAX:03-5841-4119、
e-mail: notsu@eqchem.s.u-tokyo.ac.jp |