2001.6.25修正 |
No.1004 (1)実施機関名 鳥取大学工学部 (2)実施内容 (a)新建議の項目 1. (1)定常的な広域地殻活動 (b)課題名 日本全国におけるネットワークMT観測 (c)関連する新建議の他の項目 1.(2)エ,3.(1)イ,2.(2)イ,3.(2)ウ (d) 平成13年度の到達目標 中国地方中央部・紀伊半島においてネットワークMT観測網を設置する. (e) 平成13年度実施計画の概要 西南日本の未測定エリアにおいて,NTTのメタリック回線の回収状況に鑑みて,本年度は,中国地方中央部・紀伊半島において,自作電極を用いたネットワークMT観測網を決定し,測定を開始する.これは,交換局から各家庭へ広がるケーブル回線を利用し,未測定地域の全域をカバーするように観測網を設定し,観測研究を行うものである.観測は,紀伊半島については,電極設置点調査・電極設置作業・観測の一連の作業を6月から10月にかけて行う。また,中国地方中央部では,これらの作業を,6月から来年3月にかけて行う。各ネットでは,最低3ヶ月程度のデータを得る.東京大学地震研究所・京都大学防災研究所・高知大学理学部・神戸大学理学部との共同研究.参加人数は約6名. (f) 全体計画のうちの平成13年度の計画の位置づけ
平成11年度から平成15年度にかけての 全日本規模での観測計画では,ネットワークMT観測の未測定エリアに関する観測が行われる.さらに,本年度の新たな試みとして,NTTのメタリック回線の回収状況を考慮して,自作電極を用いたネットワークMT観測網を設置することとした。対象地域は,西南日本の未測定エリアの中から,中国地方中央部・紀伊半島を選定し,中国地方中央部は,島根県東部の地震の空白域を横断する測線を想定し,紀伊半島は,フィリピン海プレートの沈み込みの走向に測線を設定している。本年度は,これらの未測定地域での観測データを得ることを目的とする。 (g) 実施担当連絡者 |