(1) 課題番号:0909 (京大0213からの継続)

 

(2) 実施機関名:名古屋大学

 

(3) 課題名:海底地殻変動測定器の開発

 

(4) 対応する新建議の項目 

III.3.(2) 観測技術

 

(5)「3. 具体的な課題提案の背景」の項目:

  (2)−2−2

 

(6) 関連する建議の項目

(1)ア、イ(2)ア、イ

 

(7) 平成12年度までの研究成果と13年度計画の概要

平成12年に安藤が名大に移籍をし、速やかに研究を立ち上げた。伊勢湾や三河湾において他機関の船舶を利用して実験を重ねた結果、位置決定精度5cmを達成した。現状ではKinematic GPSの精度が最大のボトルネックであり、それが解決されればさらなる精度向上を図ることが出来ることがわかった。平成13年度には150kmを越える長基線でのkinematic GPS測位実験を海上および陸上において行う予定である。

 

(8) 平成14年度の実施計画概要 (予算・人員規模を含む)

 現在、精度向上の最大のネックであるkinematic GPSの精度向上を図る。同時に、実用化にむけた問題点を洗い出すために、複数点の同時測距を可能とするとともに、数ヵ月程度のやや長期の試験観測を行なう。また水深3000m以上の海域での長期観測に向けた基礎実験を行う。

 ・人員規模6名.

 

(9) 5ヶ年の到達目標に対する平成14年度の計画の位置づけ

 海底地殻変動観測の実用化にむけた5カ年の研究計画のなかで、現在の最大のネックである船の位置精度向上に向けた研究を行う。

 

(10) この計画の実施担当連絡者

    氏名: 安藤雅孝

    電話: 052−789−5390

    FAX : 052−789−3047

    e-mail: ando@seis.nagoya-u.ac.jp