0803.14

（１）課題番号：0803

（２）実施機関名：東京工業大学理工学研究科

（３）課題名：流体の挙動及び前駆現象の発現機構に関する観測研究

（４）対応する新建議の項目

１．地震発生に至る地殻活動解明のための観測研究の推進

直前過程における地殻活動

（５）具体的な課題提案の背景

(4) 地震発生に対する地殻流体の役割

(4)-1. 地殻流体の実体の解明

（６）関連する新建議の他の項目

(2) エ．構造の不均質及び地殻流体に関連する調査研究

　(3) ア．前駆現象の発現機構に関する観測研究

（７）平成12年度までの研究成果と13年度計画の概要

伊豆半島北東部における地磁気･地電位変化と群発地震活動との関連を調べる目的で，全磁力及び地電位の連続観測を行った．その結果，伊東市北部の観測点で顕著な全磁力変化を検出した．全磁力が 5nT/year 程度の割合で減少しつづけていたが，地震活動の静穏化とともに変化が見られなくなるという特徴をもつ．

平成13年度も観測を続行し，全磁力減少傾向が再び現れるかどうか，群発地震活動との関連で注目している．

（８）平成14年度の実施計画概要

これまでと同様，伊豆半島北東部における地磁気･地電位観測を実施する．

５ヵ年の到達目標に対する平成14年度の計画の位置づけ

平成14年度の計画は，地磁気･地電位変化と群発地震活動との関連を解明するという目標を達成するための年次計画の一環である．

（１０）この計画の実施担当連絡者

本蔵義守　　

Tel: 5734-2341

Fax: 5734-3537