(1) 課題番号 0320

(2) 実施機関名   北海道大学大学院理学研究科附属地震火山研究観測センター

(3) 課題名　　過去の地震データのデータベース化

(4) 対応する新建議の項目　　４．本計画推進のための体制の整備　

(5)「3. 具体的な課題提案の背景」の項目：　「対応なし」

(6) 関連する建議の項目　　４．　（１）

(7) 平成1４年度までの研究成果の概要

平成１３年度に「過去の大学地震観測網のデータベース化」計画推進部会を立ち上げた。部会で、今後の活動方針を検討し実行計画を決定。それに基づいて、全国の地震予知関連機関（大学のみ）が保有している地震データのうち、各機関で観測を始めてから１９９８年までの期間の震源要素を地震予知情報センターに集めることは完了した。これから全国統合震源ファイルを作成中である。平成１４年度には、統合震源ファイルの詳細な検討をし、その公開を目指している。また、地震読取値データも集積し、データファイルに付加することを進めている。

(8) 平成15年度計画の概要

　　　紙記録をマイクロフイルム化し、地震波形データベースを構築する。これは全国の地震予知関連機関（大学のみ）共同で実施する。

(9) 5ヶ年の到達目標に対する平成15年度の計画の位置づけ

　　　過去の大学地震観測網で得られた地震震源データをまとめて公開する目標は達成できるものと考える。地殻変動など地震以外のデータをも含む総合的な観測データベースの出発点になると位置づける。これらは、次期の5カ年計画の「地殻活動のモニタリングと予測シミュレーション」の下で「地殻活動観測情報データベースの開発」につながる第1歩である。

(10) この計画の実施担当連絡者

 氏名：笠原稔　電話011-706-3591 FAX 011-746-77404 e-mail:　mkasa@eos.hokudai.ac.jp