観測技術開発計画推進部会 議事記録

 

2002213日(水曜日) 13301630

東京大学地震研究所 第2輪講室

参加:金澤、佐野、飯尾(東大震研)柳谷(京大防災研)、山内、山岡(名大)

 

1. 成果報告会(36日〜7日)の確認

2. 大学別年次報告書の締め切り確認(225日)

3. 各大学・課題の報告

1)海底計測・海底測位 (東大震研:金澤)

・各種計測機器の進捗状況の報告

・海底測位に関してはキネマティックGPSと海面−海底間の距離測定に関しては問題なし。キネマティックGPSは基地局側に原子時計を組み合わせることによって精度を向上させている。

・海底圧力計が三宅島・神津島間の地殻変動モニターに役立った。今後活躍するかも知れない。

2) 海底測位(名大:山岡)

キネマティックGPS精度の距離依存性に関する報告があった。繰り返し測定のばらつきは距離に比例、位置の系統誤差は距離の2乗に比例する。長距離を一度に計測するのは問題がある。 

3)アクロス(名大:山岡)

・震源付近の地盤特性の時間変動を除去する方法を確立しつつある。

4)応力測定(名大:山内)

・新宮における応力測定では、水圧破砕法とオーバーコアリング法で値がほぼ一致した。また阿寺断層沿いでの測定ではテクトニックな歪み速度場と測定値が一致している。

5) 間隙水圧について(京大:柳谷)

・間隙水圧測定の重要さを茂住鉱山等での測定から示した。

4.項目別報告書

 下記の成果報告会に沿った方針でまとめる。

5.成果発表会

海底測位を中心にした報告会とし、地震予知に関連した他の研究者に進行状況を知ってもらう、という方針にする。

最初に個々の課題についての報告をまとめて行う(山岡)

海底測距に関して開発課題を整理する(山岡)

水路部の開発状況について紹介してもらう(生産研:浅田先生に依頼)

東大・東北大グループ、名大グループの成果を発表(藤本、田所)