歴史地震研究会

 

研究発表会講演プログラム 

場所:秋田県象潟町公民館

[歴史の地震・火山活動]  9月7日 13時15分−16時45分

中村亮一(東電設計)・八代和彦(東京電力)・宇佐美龍夫・渡邊健(大和探査)

    :地震危険度評価における歴史地震の役割について

打矢 貞子(秋田市):  660km不連続面と歴史地震に関する一考察

坂部和夫:山林絵図面に見る天正地震(1586)時の大規模山体崩壊と土砂移動について

小松原琢:寛文地震(1662=琵琶湖西岸活断層起震説に対する幾つかの疑問

松浦律子:歴史資料から見た1662年寛文近江・若狭の地震 松浦律子

宍倉正展(産総研・活断層研究センター)越後智雄(千葉大・院):1703年元禄関東地震に伴う相模湾北岸地域の地殻上下変動—離水海岸地形・生物遺骸の高度分布による検討

三枝恭代・早川由紀夫:嬬恋村鎌原における天明三年(1783年)浅間山噴火犠牲者供養の現状と住民の心理

河内一男: 三条地震(1828)を描いた画帳「懲震秘鑑」

 (休憩:15時15分−15時30分)

西山昭仁(大谷大):文政十三年(1830)京都地震における震災対応

中村 操:1854年伊賀上野の地震の震源推定

小山真人(静岡大教育):江戸幕府の国絵図からみた伊豆諸島の古地理変遷,とくに三宅島・伊豆大島噴火史の再検討

福山雅嗣・谷口敬介・小山真人(静岡大教育):明治〜昭和前期の地震・噴火に関する新聞記事データベース

武村雅之、諸井孝文(鹿島建設):被害資料から推定した1923年関東地震時の埼玉県における強震動分布と周辺問題

 

[歴史上の津波]   9月7日 16時45分−18時15分

平川一臣・中村有吾:古津波研究における地形学的観点の重要性:十勝太平洋岸の例

佐竹健治・下川浩一・沢井祐紀・宍倉正展・Brian AtwaterHarvey KelseyBrian

Sherrod 17世紀に北海道太平洋岸で異常な巨大地震が発生した?

佐竹健治・加藤幸弘  1741年寛保津波は渡島大島の山体崩壊によって生じた

村上仁士・上月康則・倉田健悟・杉本卓司・西川幸治:紀伊水道・豊後水道における安政南海地震津波の進入特性

山本尚明(四国総研)、村上仁士(徳島大学)、島田富美男(阿南高専)、上月康則(徳島大学)、佐藤広章(徳島大学): 記録に基づく四国4県の歴史地震津波に関する被害状況

加藤祐三・謝花恭子(琉球大学理学部):沖縄におけるチリ地震津波(1960)の状況

 

※ 懇親会

 9月7日夜:懇親会 1830分−2030分、

  たつみ寛洋ホテル(0184-32-5555)宴会場にて

 

9月8日研究発表

[三陸の地震・津波]  9月8日 9時−10時

都司嘉宣:江戸時代、明治時代記録に見る宮城県沖地震の再帰性

渡辺偉夫:伝承(伝説)から地震・津波の実態をどこまで開明できるか

    −貞観十一年(869年)の地震・津波を例として−

渡辺偉夫:ビスカイノが見た慶長(1611)三陸津波(続)

山下文男: 1896(明治29年)三陸津波に関する一部捏造された史料について

 

[出羽国の地震津波と火山活動]   10時−11時45分

北原 糸子: 明治酒田地震の被害と救済について

羽鳥徳太郎:秋田県南部〜山形県沿岸の津波危険度

   (休憩:10時30分−10時45分)

樋渡康子(東北大・院),佐藤魂夫(弘前大学),今村文彦(東北大学):日本海沿岸に発生した地震津波の波源と伝播の特徴について

都司嘉宣:天保4年(1833)出羽国沖地震津波の解明

信太郎:鳥海山貞観十三年(871年)噴火で溶岩流は噴出したか?

       ー日本三代実録にあらわれた「二匹の大蛇」の記録に関する検討

土岐田正勝:文化元年(1804)象潟地震の謎−鳥海山は噴火したか

 

 

9月8日午後

[市民向け講演会] 14時−17時

  あいさつ

  講演

半田和彦(秋田東高校) 文化象潟地震による液状化現象

今村文彦(東北大工) 津波について知っているべきこと

林信太郎(秋田大)  21世紀の鳥海山-火山防災とハザードマップ

都司嘉宣(東京大学地震研究所) 明治期の秋田山形の内陸地震に学ぶ

   

(夕刻、歴史地震研究会総会)

 

9月9日、巡検(バス見学会) 象潟、蚶満寺(かんまんじ)、象潟展望塔、

   鳥海山崩落あと、酒田市北境観音寺断層、酒田市光丘図書館、

  酒田駅14時40分解散、庄内空港15時20分解散、象潟駅16時30分解散