7回企画部準備会議事概要(案)

 

開催日時:平成12322日(水)1330分〜1730

場所:東京大学地震研究所第3会議室

出席者:平田直(委員長)、本谷義信、松澤暢、岩崎貴哉、菊地正幸、加藤照之、山岡耕春、梅田康弘、清水洋(以上委員)、吉田真吾(オブザーバ)、大形尚子(事務局)

 

(1)   平成11年度成果の取りまとめについて

「(1)機関別報告書」:図は、すべて白黒にする。一度アナウンスして必要なら図を作り直してもらう。。

「(2)項目別報告書」:企画部で作成するので白黒・カラーはその都度決める。基本的には機関別報告書をもとに、計画推進部会担当の企画部準備会委員が原稿を書き、企画部でまとめ、予知協議会として発行。

 

     「(2)項目別報告書」に、最新の研究成果を原著論文として出版する前に出すことの是非を議論した。「報告書」の内容が、論文として出版される前に引用される可能性はないかを検討した。これに対して、「関係者に連絡し公開することの了解(論文を書く時に差し障りがないか)を得たものをまとめる」べきであるとの意見が出た一方で、「一番良い成果を得たものを報告することに意味がある」との意見が出た。また、「報告書」を出すことによって、正式な論文を出版しにくくなる、報告書作成に時間が取られ研究成果の出版が少なくなるとの懸念もだされたが、「項目別報告書は各報告者に負担にならないようにして、企画部でまとめる」、「最新の成果については作成者のプライオリティを考慮して作成する」ことで、最新の研究成果をまとめることによって、地震予知研究をより活性化させるための報告書(「項目別報告書」)の作成が合意された。

     アンケートの回答に載せられた図の引用の仕方についても議論した。基本的には、「課題番号」(機関名)で引用することとする。

     報告書の作成の目的は、地震予知研究者とその周辺の研究者、行政担当者に対して、地震予知研究の現状を報告して、研究の活性化をはかること。

     稿締め切り5月連休明をめどとする。

     体裁はA45枚前後、図5枚程度。「である」調。

     ニュースレター報告形式で起承転結をつける。

     対象読者は、地震学会のニュースレターと同様(大学院生にも分かる程度)とする。

     その他の、形式については、平田が投稿規程(案)を作成するのでそれに伴い報告する。

 

(2)   平成12年度の体制と計画実施方法について

 

企画部構成員と計画推進部会の構成について議論して、企画部構成員は、企画部として以下のようなメンバーを地震予知研究協議会に推薦することとした。

 

<企画部委員(5人)>

平田直(委員長候補)、加藤照之、吉田真吾、飯尾能久(4月着任)、松澤(客員)

 

<推進部会委員>

次に、計画推進部会(現7部会)の構成について議論した。

     外国での研究、外国との共同研究を推進する組織として、例えば、国際関係部会を作るか検討した。大地震後等の緊急の研究を実施する母体と、日常的海外の研究者と交流する2つの機能が必要である。科学研究費の特別推進研究(いわゆる突発災害の研究)の申請は、現在防災研の「自然災害科学研究連絡委員会」を中心に進められつつある。

推進部会として作るか、企画部が兼任するかを議論し、12年度は特別に推進部会は作らないこととした。

 

     内規について議論した。

 

地震予知研究協議会内規1(案)

4 2 教官→専任教官

3条(5)→補正予算等の緊急予算を取りまとめる。

 

地震予知研究協議会内規2(案)

4 2 追加:推進部会の構成員は各部会長に任せる。

推進部会部会長は企画部で提案し協議会で承認後、推進部会の構成員は各部会長が推薦する。

(企画部に報告)

必要に応じて企画部委員がリエゾンとして計画推進部会に出席する。(議決権はない、オブザーバ、リエゾン)。

 

以下の各計画推進部会部会長及び構成員の提案を行うこととした。( )内は企画部リエゾン

 

「地殻活動監視システム」(平田)

実際のデータの流通が重要であり、機関代表を構成員として提案した。(九大・名古屋大)監視システム予算配分唯一の東大である五十嵐さんに加わってもらう。

人数をあまり多くしないために、コアメンバーとして提案、後は部会長に推薦してもらい会議に出席してもらう。

部会長候補:鷹野さん(内約済み)

 

「地殻活動シミュレーション手法」(加藤)

地震研 山下さんを加える。おおむね去年と同様。

部会長候補:松浦さん

 

「震源過程と強震動」(飯尾)

部会長候補:菊地さん

 

「準備過程における地殻活動」(松澤)

小菅さん、大久保さん(地震研)に加わってもらう。

部会長候補:梅田さん(任期1年)

              小菅さんは次期部会長候補。

 

「直前過程における地殻活動」(吉田)

計画推進部会準備会の現メンバーには,吉田以外に「直前過程における地殻活動」に課題を提出している国立大学の人がいない。他の部会に課題を提出している人も視野にいれ,部会長候補を近日中に決める予定。委員として茂木さん(北大),小笠原さん(立命館大)に加わってもらう。

 

「定常的広域地殻活動」(平田)

部会長候補:岩崎さん

メンバーは据え置き。

 

「観測技術開発」(飯尾)

部会長候補:山岡さん

提案構成員から重なっている人を少し削る傾向である。

藤本さんか日野さん(定常広域?)か。金沢さん。

 

以上の議論を元に協議会へは部会長候補を報告する。部会のメンバーについては、部会長候補に人選をお願いする。企画部で構成員を把握するために、3月中にメンバー候補をkikakuHQに流す。

 

4月前半に協議会開催予定、その後企画部スタートする予定である。

 

E-mailのメーリングリスト(ML)について議論して、整備することとした。以下のMLが必要である。

kikakuHQ:コアメンバー

・拡大企画部

・各推進部会

yoti-tanto:課題提出者のみじゃなくもっと広い範囲で構成する

 

次回は、正式に企画部発足後、12年度第1回会議開催予定。