2004年新潟県中越地震観測に関するワークショップ

2005年3月17日 13:00-18:00
東京大学地震研究所 第1会議室
会場を変更しました

 

主催

科研費特別研究推進費「2004年新潟県中越地震の余震に関する調査研究」研究グループ および 地震予知研究協議会企画部

事務局

地震予知研究協議会企画部

 

 


 

 2004年新潟県中越地震では,地震・電磁気・GPS・地形・強震動などの調査・観測が行われました.研究成果が出始めている段階かと思いますので,その成果を持ち寄って分野を超えて議論するワークショップを開催したいと思います.このワークショップでは,研究面での成果の紹介と議論をしていただくことの他に,中越地震の調査・観測を実施した際の問題点についても議論していただき,次に緊急的な調査を必要とする地震が発生した時の観測計画に生かしてもらうことも趣旨としています.なお,緊急振興調整費まで含めた成果発表会も来年度初めに予定されていますが,そちらは防災まで含んだ広範な内容を扱いますので,本ワークショップとは位置づけが異なります.また,ワークショップはオープンで行いますので、多くの方のご参加を呼びかけます.

 

プログラム

13:00 平田直:あいさつ

第一部  調査・観測の概要と成果の報告
13:10 酒井慎一(東大震研):緊急余震観測からみた2004年新潟県中越地震の断層面の分布
13:25 加藤愛太郎(東大震研):2004年新潟県中越地震震源域の地震波速度構造のイメージング
13:45 岡田知巳(東北大): DDトモグラフィーによって推定された微細構造
14:05 伊藤武男(名大):2004年新潟県中越地震のトラップ波観測
14:20 飯尾能久(京大防災研)余震分布から推定される新潟県中越地震の発生過程
14:40 松本聡(九大):2004年新潟県中越地震震源域周辺のS波反射面イメージング
15:00 (休憩)
15:15 上嶋誠(東大地震研)
15:30 鷺谷威(名大):2004年新潟県中越地震の震源域南部周辺における余効変動
15:45 松島健(九大):新潟県中越地震の臨時GPS観測による予行変動と11月8日の余震(M5.9)の断層モデル
16:00 引間和人・纐纈一起(東大地震研):強震記録からみた2004年新潟県中越地震本震・余震群
16:20 山中浩明(東工大):2004年新潟県中越地震の余震観測と地盤特性について
16:35 佐藤比呂志(東大地震研):浅層反射法地震探査および既存データからみた震源域の地質構造について
16:55 鈴木康宏(名大):新潟県中越地震の地表地震断層

(注1)機関名のみは発表者未定
(注2)気象庁,防災科技研,国土地理院,産総研からの報告を検討中

第二部総合討論
    地震予知研究における中越地震の意義
    中越地震の調査・観測の問題点と今後の対応