第3回地震予知研究協議会議事概要
日 時 平成13年1月12日(金)13時30分〜17時
場 所 地震研究所第二会議室
出席者 島村 英紀(北大大理)
田中 和夫(弘前大理工)
西谷 忠師(秋田大工資源)
浜口 博之(東北大大理)
野津 憲治(東大大理)
藤井 敏嗣(東大地震研所長)
大中 康譽(東大地震研)
(代理:加藤照之)
菊地 正幸( 〃 )
金沢 敏彦( 〃 )
藤井 直之(名大大理)
島田 充彦(京大防災研)
木村 昌三(高知大理)
西田 良平(鳥取大工)
鈴木 貞臣(九州大大理)
角田 寿喜(鹿児島大理)
濱野 洋三(東大大理)
石橋 克彦(神戸大都市安全研究センター)
小林 洋二(筑波大地球科学系)
島崎 邦彦(東大地震研)
平田 直(東大地震研企画部長)
オブザーバー 須田 秀志(文部科学省研究開発局地震調査研究課長)
渡部 幸一( 〃 地震調査研究課長補佐)
吉田 秀保( 〃 地震調査研究課地震火山専門官)
早川 知宏( 〃 振興係長)
纐纈 一起(文部科学省研究開発局学術調査官)
長谷川 昭(東北大大理)
飯尾 能久(東大地震研企画部)
議 事
1.前回(12.7.4)議事概要案を確認し、2項中「現行の流動研究員制度に限りなく近い形で北大と行う計画を」を「現行の流動研究員制度に基づいて協定書を提携し北大との間で実施する計画」に訂正の上、原案どおり承認された。
2.濱野議長から、本協議会規則第9条の外部評価委員会の委員3名に委嘱を行い、了承された旨報告があった。
3.西田委員から、今朝8時頃に発生した兵庫県北部の地震(M5.4)の震源分布等について説明があった。
4.平田企画部長から、平成14年度概算要求事項アンケートを実施し、平成12年度の進捗状況と13年度の実施計画を把握したこと、12年度に発生した地震火山活動(三宅島火山、神津島新島近海地震、鳥取県西部地震)に対する特別研究費の使途を決定したこと等について報告があった。引き続き飯尾オブザーバーから、平成12年度計画の進捗状況について当初の5つの重点計画がどのように進展しているか等、スライドによる具体的な研究報告があった。なお、平田企画部長から、今年度中に研究成果報告会を開催するとの報告があった。
5.濱野議長から、基盤観測網の進展と大学の微小地震観測網について諮られ、地震調査研究推進本部政策委員会「調査観測計画部会」の部会長である長谷川オブザーバーから、
当初計画した高感度地震計の新設基盤観測点(Hi-net)約500点が完成したことが報告された。このような状況の中で大学としての地震観測の基本方針・コンセンサスをまとめておく必要がある、との報告があった。引き続き検討が行われ、今後は機動観測や機器開発に重点を移すべきである、観測点のレベルアップを図った上で基盤観測に協力することもあり得るのではないか、といった意見が出されたが結論を出すにいたらず、現在の地殻活動監視システム計画推進部会を中心に、企画部と各機関の代表からなる拡大地殻活動監視システム計画推進部会を設け、大学の観測網の今後のあり方を議論することとした。
6.平田企画部長から、平成13年度実施計画、平成14年度概算要求については、アンケートを基に作成した大学別研究計画を、ホームページに掲載しているので参照されたい、新たに追加された研究課題がいくつかある、との説明があった。
7.文部科学省吉田地震火山専門官から、平成13年度地震予知関係予算について地震火山関係は19億円程度の計上があり、主にデータ流通体制の整備、附属施設整備等に経費の増がみられた等の説明があった。
8.次回協議会は、後日日程の調整を行って決めることとした。
以 上