平成14年度第３回地震予知研究協議会議事概要
日時：平成15年1月１４日(火) 14:30〜18:00
場所：地震研第2会議室
出席者：
東京大学地震研究所長 教授 山下輝夫
東京大学地震研究所地震予知研究推進センター長 教授 加藤照之
東京大学地震研究所地震予知情報センター長 教授 阿部勝征
東京大学地震研究所 地震予知研究協議会企画部長 教授 平田 直
東京大学地震研究所 教授 島崎邦彦
北海道大学大学院理学研究科附属地震火山研究観測センター長 教授 岡田 弘
東北大学大学院理学研究科附属地震・噴火予知研究観測センター長 助教授 松澤 暢
（浜口委員代理）
東京大学大学院理学系研究科附属地殻化学実験施設長 教授 長尾敬介
名古屋大学大学院理学研究科附属地震火山観測研究センター長 教授 藤井直之
京都大学防災研究所附属地震予知研究センター長 教授 大志万直人
（梅田委員代理）
九州大学大学院理学研究院附属地震火山観測研究センター長 教授 鈴木貞臣
弘前大学理工学部附属地震火山観測所長 教授 田中和夫
鹿児島大学理学部附属南西島弧地震火山観測所長 教授 角田寿喜
秋田大学工学資源学部 教授 西谷忠師
鳥取大学工学部 助教授 塩崎一郎
（西田委員代理）
東京大学大学院理学系研究科地球惑星物理学科 地震予知研究協議会議長
教授 浜野洋三
東京工業大学大学院理工学研究科地球惑星科学専攻 教授 本蔵義守
（ｵﾌﾞｻﾞｰﾊﾞｰ）
文部科学省研究開発局地震調査研究課課長 磯谷桂介
文部科学省研究開発局地震調査研究課地震火山専門官 吉田秀保
文部科学省研究開発局地震調査研究課振興係 田上 洋
文部科学省研究開発局学術調査官（地震研究所・助教授） 吉田真吾
独立行政法人防災科学技術研究所 防災研究情報センター長 笠原敬司
気象庁地震火山部管理課地震調査連絡係長 中澤博志
国土交通省国土地理院地理地殻活動研究センター 地理地殻活動総括研究官 村上 亮
北海道大学大学院理学研究科附属地震火山研究観測センター 教授 笠原 稔
東京大学地震研究所事務長 高橋忠世
東京大学地震研究所事務長補佐 安岡邦信
開会に先立ち 故淺田敏先生 追悼の意を込め参加者全員で黙祷を行った。
配付資料の確認および出席者の確認を行った。
議長から前回議事概要(案)
（資料14−3−1）について、意見がある場合には会議終了までに申出ていただきたい旨の発言があった。
１．報告
（１） 14年度の進捗状況の報告(15年度の計画・方針も含む) （資料14−3−2）
松澤ｵﾌﾞｻﾞｰﾊﾞｰ（企画部）から配付資料に基づき説明があり質疑応答を行った。平田委員から、この資料は予知協HPで見られるようになっている。H14の年次報告（大学別）に関しては、例年どおり3月に成果報告シンポジウムを行い、各機関ごとにまとめる予定であることが報告された。
（２） 平成15年度予算について
文部科学省吉田ｵﾌﾞｻﾞｰﾊﾞｰから、配付資料により「平成15年度地震調査研究関係政府予算案」の説明があった。また、名古屋大学大学院環境学研究科附属地震火山・防災研究センターへの改組、海陸境界域地震観測高度化設備（地震研）、火山噴火予知研究推進センター（地震研）の客員教官ポストについて説明があった。なお、「平成15年度地震調査研究関係政府予算案」の内容は既に文部科学省のホームページに公開されているとの付言があった。
（３） 次期地震予知観測研究計画について （資料14−3−3）
平田委員から配付資料に基づき、次期地震予知観測研究計画に関する測地学分科会での審議状況について説明があった。また、文部科学省吉田オブザーバーから今後の日程について報告があった。
（４） 第1回平成16年度概算要求ワーキンググループ報告（資料14-3-4）
小菅オブザーバーから配布資料に基づき概算要求WGの会議内容について報告があった。この資料(案)の内容等について意見がある場合は、1月15日までに申出ていただきたい、旨付言があった。
（５） 国立大学の法人化に関する状況について（資料14-3-5）
地震研山下所長から、「国立大学の法人化」に関する状況説明があり、質疑応答があった。特に「中期目標・中期計画」、「特定運営費交付金のありかた」、「国立大学附置研究所等特別委員会での検討状況」、12月末に提出した「研究活動状況調査」等について情報交換を行い、地震予知研究に関するアピールが様々な場面に積極的に盛り込まれるよう、各大学おいて努力することが必要であることが確認された。また、中期計画の『特記事項』欄にできるだけアピールすることが大切である旨付言があった。
（６）その他
山岡オブザーバー（企画部）から地震予知研究協議会パンフレットについて説明があった。今月中に校了となるので、修正意見等は早めに申出ていただきたい旨付言があった。
２．議事
（１）平成１4年度第2回議事概要（案）について（資料14-3-1）
原案とおり承認された。
（２）平成15年度の計画・方針（案）について（資料14−3−2）
（３）平成16年度概算要求事項について （資料14-3-5）
小菅ｵﾌﾞｻﾞｰﾊﾞｰ（平成16年度概算要求WG委員長）から配付資料に基づき、事業費と設備費を分けそれぞれ提案説明があった。平田委員から、この(案)は申請課題ベースで検討したものであり、各項目間の経費調整や、各機関ごとの優先順位はこれから意見を聞きながらWGで検討してゆくものである旨付言があった。質疑応答の後、WGがこの(案)をたたき台にし、様々な意見を受けH16からの新5カ年計画の目的に添った形で経費配分を検討し、とりあえず3月末までには一応の確定版を作成することが承認された。
（４）その他
１）平成１５年度の体制について （資料14-3-6）
平田委員から、平成15年度の協議会、議長、企画部・計画推進部会のメンバーは配付資料のとおりであるので、各メンバーには今後も相変わらずご協力いただきたい旨説明があった（任期はそれぞれ平成16年3月末まで）。また、平成16年度から開始される新5カ年計画に対応した「計画推進部会（準備会）」を発足させたいとの提案があり、原案どおり承認された。
なお、配付資料に掲載されているメンバーに異動等で変更がある場合、新たに加えたい場合は、その旨速やかに企画部あて申出て頂きたい旨付言があった。
２）次回開催について
平成15年7月14日の週
（配付資料）
14-3-1 第2回議事概要（案）
14-3-2 平成14年度の進捗状況・15年度の計画・方針の部会報告
14-3-3 次期地震予知観測研究計画事項（案）
14-3-4 第1回平成16年度概算要求ワーキンググループ議事概要
14-3-5 国立大学の法人化に関する状況について
14-3-6 平成16年度概算要求事項提案
14-3-7 平成15年度の体制
（その他の配付資料）
日本の地震予知計画（地震予知研究協議会パンフレット）
平成15年度地震調査研究関係政府予算案
活断層研究２１