3.5.16 CREST次世代インテリジェント地震波動解析プロジェクト

日本には、国の機関等が整備した数千点の観測点で得られる高精度地震計測データの他、建造物、電気・ガスのライフライン、スマートフォンが持つ加速度計等のデータが存在する。これらを活用する次世代の地震計測ビッグデータベースが構築されつつある。本研究では、最先端ベイズ統計学を活用し、多種多様な地震計測データを包括的に解析するためのアルゴリズム群開発に取り組み、地震防災・減災や地震現象の解明に役立てる。このため、地震研究所の地震学の専門家と,東京大学大学院情報理工学系研究科の統計学の専門家が連携し,最新の統計数理学に基づく革新的な「インテリジェント地震波動解析手法」を構築する。2017年10月から2023年3月までの5.5か年計画として開始した。本研究は、科学技術振興機構・戦略的創造研究推進事業CRESTの研究領域「計測技術と高度情報処理の融合によるインテリジェント計測解析手法の開発と応用」(略称「情報計測」CREST)の課題「次世代地震計測と最先端ベイズ統計学との融合によるインテリジェント地震波動解析」(略称、CREST次世代インテリジェント地震波動解析プロジェクト)として実施している。本研究には、地震予知研究センターの他、巨大地震津波災害予測研究センター、観測開発基盤センター、地震火山情報センター の教員、研究員が参加している。

http://www.jst.go.jp/kisoken/crest/research_area/ongoing/bunyah28-3.html

https://www.jst.go.jp/kisoken/crest/project/1111092/1111092_09.html