部門・センターの研究活動」カテゴリーアーカイブ

2011年東北地方太平洋沖地震の地震動,地殻変動,津波の発生伝播シミュレーション(地震発生から17分後)

2011年東北地方太平洋沖地震の地震動,地殻変動,津波の発生伝播シミュレーション(地震発生から17分後)

開発した地震波伝播シミュレーションコードの並列計算性能.地球シミュレータ(ES)と京コンピュータでの計算性能の比較.

開発した地震波伝播シミュレーションコードの並列計算性能.地球シミュレータ(ES)と京コンピュータでの計算性能の比較.

想定東海地震に対する周期5秒の速度応答スペクトル(左)と地動継続時間(右)の分布地図(「長周期地震動予測地図」2009年試作版より).

想定東海地震に対する周期5秒の速度応答スペクトル(左)と地動継続時間(右)の分布地図(「長周期地震動予測地図」2009年試作版より).

Fig_3.4.4左Fig_3.4.4中

2013年水理破壊実験(港湾空港技術研究所).(左)高強度試験体(弾性応答),(中)標準強度試験体(傾斜),(右)低強度試験体(転倒).

2013年水理破壊実験(港湾空港技術研究所).(左)高強度試験体(弾性応答),(中)標準強度試験体(傾斜),(右)低強度試験体(転倒).

震源過程インバージョンによって求められた国内の被害地震の震源モデル(すべり分布).北東から南西に向かって,2003年十勝沖地震,2008年岩手・宮城内陸地震,2003年宮城県北部の地震,1978年宮城県沖地震および2005年宮城県沖の地震,2007年新潟県中越沖地震,2004年新潟県中越地震,2007年能登半島地震,1923年関東地震,2005年福岡県西方沖の地震.

震源過程インバージョンによって求められた国内の被害地震の震源モデル(すべり分布).北東から南西に向かって,2003年十勝沖地震,2008年岩手・宮城内陸地震,2003年宮城県北部の地震,1978年宮城県沖地震および2005年宮城県沖の地震,2007年新潟県中越沖地震,2004年新潟県中越地震,2007年能登半島地震,1923年関東地震,2005年福岡県西方沖の地震.

遠地・強震・測地・津波データセットの単独インバージョン(左4図)と合同インバージョン(右1図)による2011年東北地方太平洋沖地震の震源モデル(すべり分布).

遠地・強震・測地・津波データセットの単独インバージョン(左4図)と合同インバージョン(右1図)による2011年東北地方太平洋沖地震の震源モデル(すべり分布).

3.4.1 被害地震の震源過程と強震動の⽣成原因

(1)三次元グリーン関数を⽤いた震源過程解析

震源過程解析の精度にはいろいろ要因が影響しているが,中でもグリーン関数の精度が⼤きな影響を与える.グリーン関数は地下構造モデル内の単位震源に対して理論的に計算されるので,地下構造モデルは通常⽤いられる⼀次元構造モデル(⽔平成層構造モデル)より現実に近い三次元構造モデルを⽤いる⽅がグリーン関数の精度を⼤きく⾼める.こうした三次元グリーン関数の計算⼿法の研究を進めるとともに,1923年関東地震,1952年と2003年の⼗勝沖地震,1995年兵庫県南部地震などに対して,三次元グリーン関数を⽤いた震源過程解析を⾏った.

(2)国内外の被害地震の震源モデル

強震動(災害につながる強い揺れ)の研究とは,地震の震源の破壊過程・地震波が地球を伝わる現象(波動伝 播)・地⾯が揺れる現象(地震動)といった⼀連の現象を理解することである.強震動をともなう地震は,他の⾃然災害に⽐べて稀にしか起こらないため,起こった地震の詳細な震源モデルを着実に蓄積することに格別の重要性がある.これらの震源モデル群からは海溝型地震のスケーリング則などが⾒出された.また,2018年北海道胆振東部地震をはじめとする被害地震の震源過程を検討した.

(3)ネパールヒマラヤ巨⼤地震とその災害軽減の総合研究

プレート衝突帯に位置することにより巨⼤地震の発⽣と⼭岳地形の形成という危険にさらされているネパールにおいて,ヒマラヤ前⾯における地震発⽣シナリオの作成,カトマンズ盆地の地下構造モデル構築や表層地質の影響評価などを⾏い,その巨⼤地震によるカトマンズ盆地のハザードを2016年度から約5年間,総合的に研究し  た.地震観測システムや,地震学の⾼等教育,耐震政策への提⾔などを検討し,それらを通した研究成果の社会実装を⽬的とした.

アイスランド・ミヴァトン湖周辺に見られるDouble Rootless Coneの写真(左)とK-GPSにより作成したその高度プロファイル

アイスランド・ミヴァトン湖周辺に見られるDouble Rootless Coneの写真(左)とK-GPSにより作成したその高度プロファイル