熊野灘沖の観測点の位置と5台の海底局の配置図.
AからEまでの5つの点は、海底局(精密音響測距用音響トランスポンダー)の設置点であるが、A点からD点までの4点では平成16年3月に海底局を設置済みであり、この航海で残るE点へ設置した。ついでC, D, E点の近くにそれぞれ1台の倒立音響測深機(IES: Inverted Echo Sounder)を設置し、観測期間中、海底から海面まで音波が往復する時間を計測した。A~E点の位置を下記に示す。
A点 EJ17 北緯33度35.77分、東経136度40.14分
B点 EJ18 北緯33度34.25分、東経136度40.08分
C点 EJ19 北緯33度34.23分、東経136度41.92分
D点 EJ20 北緯33度35.74分、東経136度41.91分
E点 EJ21 北緯33度35.00分、東経136度43.85分
8月の航海の航跡図.各海底局の回りを回り個々の位置を決めた後,アレイ中心で定点保持観測を
行い, アレイの精密位置を求めた.定期的に XCTD/XBT で音速構造を測定した.