まとめ
非対称マイケルソンケン干渉計型ひずみ計光源としてヨウ素セルを用いて市販の532nmLD励起Nd:YAGレーザーを周波数安定化することができた
その安定度としてはアラン分散を用いた指標ではゲートタイム 500sで 4.5 × 10^(-13)に達した
レーザーの周波数雑音を推定すると 10mHz〜100mHzの間で
10kHz/Hz^(1/2) のオーダーとなった
1週間以上の安定化を維持することを確認した
今後の課題
レーザーに温度制御だけでなくピエゾ制御をかけることで速い周波数雑音にも対応できるようにする。これによって低い周波数の雑音も改善できることが予想される
実際に観測地点で長期間使用可能な状態になるように安定化システムを組み上げ、ひずみ計光源として運用する
そのために数カ月〜数年といった期間での安定度の確認が必要となる
