破壊面と主応力軸の関係は,剪断応力が最大になる面を評価することで決まる
低圧(<150MPa=1.5kbar)では,歪と応力は比例する(線型弾性)
それ以上では,塑性的な変形が進む(圧力を無くしてももとに戻らない)
さらに圧力が上がると,微小破壊が起こり,ビアダルのように横に膨らみ(ダイラタンシーという)だし,破壊に至る
この実験では 4x10^-3 の歪で破壊が起きている(地殻の歪よりは一桁以上大きい)
初め岩石のいたるところで起きていた微小破壊が,時間と共に最終破壊面に集中してくるのがわかる.
微小地震を観測することで,大地震の破壊面を予測できるのではと期待されたが,実際の地震はそう簡単ではない.