NGRIのあるHyderabadは,南インドの入りくち,といったところで, 都会ではあるがどことなくのんびりとした雰囲気です(インドにしては?). NGRIの前の大通りの様子.黄色の3輪車は”オート・リキシャ (力車)” とインドで呼ばれる,いわば庶民のためのタクシー. 滞在にも慣れて,我々が自力で乗りたいと思ったときには, リキシャ組合のスト(タクシーメーターを付けることに反対!?)が行われてしまい, 乗る機会を逸しました.


これに面したNGRIの正面風景. この中は,天然のクジャクが出てきたりする 公園のような,美しく静かなキャンパスです.


キャンパス内のサイン.どちらかがヒンドゥー語で,もう一つが地元のテルグ語のはずです. テルグ語に関しては,日本語と共通点があるという学説もあるらしい(「弥生文明と南インドby大野晋).


コースの開会のセレモニー.壇上は左から,所長のDimriさん, 主催者のひとりRavi Kumarさん,私,もう一人の主催者Rameshさん, 講師のひとりBostockさん.


仕掛け人Rameshさんの開会の弁(美辞麗句の山).


自分のことか?と聞き入る壇上の4人集.


講義風景:



Hydrabadで一番有名な人? サイババの家. ご神体リンガを形取ったシンボルが愉快.


あまりagressiveな物乞いにはつきまとわれなかったけど, この少年はずうっとついてきた.100ルピーで“真珠”を買ってくれということですが, 一人を相手にするとそのあとが大変と云うことで,相手にしなかった. 別れ際に,Bostock氏に "Bad country!"と捨てぜりふを残したのは残念.


南インドにて:

休日 (Republic day) もあり,どこかに行きたいか?ということなので, 気楽にRamanujanの家の周辺が美しいと聞いている(品格高き藤原正彦氏による), といってしまったため,大変なご苦労をかけてしまった. そのおかげで,Hyderabadからさらに南の,本当の南インドを一瞬垣間見ることが 出来ました.
KumbakonamにあるRamanujanの家.Rameshさんと親戚の方. 中にあるサイン帳を見ると,一週間前にも京大のひとが来ていました. (嫌われ松子こと中谷美紀もこの近くまで来ているはず)


世界遺産に登録されているタンジャーヴールのブリハディーシュワラ寺院. チューラ朝寺院の最高傑作とのこと.



遠くからみる聖地シュリーランガム(Trichyにて):
7世紀前半の石窟寺院(Rock Fort)山頂から市街を一望に見下ろすと, 北北西の方向には巨大な門塔(ゴプラム)が視界にうっすらとそびえ立つ. 広い敷地に21のゴプラムがあります.


Rock Fort内の壁像.同じ壁にある文字はいまだに未解読とのこと.


滞在中唯一の機会であった,街の大衆食堂での朝食. Rameshさんが心配してくれて,“あぶない”ところで食事をする機会は あまりありませんでした.


バナナの葉の上に出される朝食.白いものは米で作った蒸しパン Idli(イドゥリ).


こちらはDosa(ドーサ).一般に南インドでは,朝食のイドゥリ, ドーサなどを除けば,ごはんが主食です. ほとんど野菜のおかずの様々な調理法,見たこともないような デザートの数々,インドはおいしい!


HyderabaがあるAndhra Pradesh州より更に南のTamil Nadu州は,ことばも違えば,食習慣も違う. “お茶”も,チャイよりもコーヒー(ミルク・砂糖入り)を飲む. サーブする際にミルクとコーヒーをこのように混ぜる.


聖河カーベリーを渡ってシューリーランガムへ! この寺院は正直な神様Vishunuをまつっている (ヒンドゥの寺院には,シバ派とヴィシュヌ派が あるのだそうです).


Back in Hyderabad:

インドで免許をとるための必修科目はなんなのだろう? クラクション(ホーン)の鳴らし方は教わるのだろうか? 右手で押すのか,左手を使うのか・・・,悩ましい.


道に迷うと皆さん良く教えて下さいます.ただ地図を見るという習慣がないのか (地図というものは北を向いているという約束が通じない),なかなか 思うところにたどり着きません.


高級住宅街での一風景.映画俳優のようなスポーツカーに乗ったインド人青年と 物乞いのおじいさん.


Group photo:

See you again!


(南)インドに関するお薦め本:

Lonley Planet seriese: "South India"


辛島昇(他 )編集: 「南インド」(山川出版)


中谷美紀著:「インド旅行記〈2〉南インド編 」(幻冬舎文庫)


妹尾 河童:「河童が覗いたインド」(新潮文庫)


神谷 武夫: 「インド建築案内」 (TOTO出版)