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火星上に5点の広帯域地震計が地球上と同程度の条件で設置でき、一年間連続観測ができたと仮定しました。図1に仮定した観測点を示します。 さらに、Kobayashi and Nishida [1998]の見積もりに従い、大気擾乱が定常的に表面波を引き起こしていると仮定しました。
このような仮定のもと、理論的に見積もられたのが、図2です。地球と同様に表面波の伝播が見て取れます。もしこのような観測が可能になれば、火星のグローバルな構造を制約できるかもしれません。
図1: 火星に仮想的に置いた観測点。
図2: 理論的に見積もられた観測点の相互相関関数。