2004年度地球物理数学Tレポート問題
レポート締め切り 2004年8月2日(月)
レポート提出先 地震研究所本館6階605-1室前ポスト
レポートには、必ず学籍番号、氏名を記載すること。なお、観測等で、期限までに提出できない人は、前もって、篠原(mshino@eri.u-tokyo.ac.jp)まで連絡してください。レポートの問題は、Web page (http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/mshino/chibutsu_04.htm)にも掲載しています。
[1]
(1) 次の行列の逆行列を求めよ.
(2) 次の行列式を計算せよ.
[2] 下図は,水平動地震計の原理を示したものである.
(1) 重錘の釣り合いの位置からの変位,重錘の質量を
,バネによる復元力を
,ダッシュポットによる減衰力を
,地面の変位を
とする.このとき,重錘の釣り合いの位置からの変位
と
の関係を求めよ.
(2) が
としたときの特解を求めよ.
[3]
(1) 任意のベクトル場Aについて
が成り立つことを示せ.ただし、 である.
(2) とするとき
の回転 を求めよ.ただし、kはz軸方向の単位ベクトルである.
[4] 原点を中心とする半径aの上半球(z≧0)の表面を曲面S,その縁の円周(xy面上)をCとする.ベクトル関数
(
、bは定数)について
(1)
(2)
を求めることにより,ストークスの定理が成り立っていることを確かめよ.
[5] 関数のフーリエ変換を求めよ.また,
の極限ではどうなるか?
[6] 波動方程式を
初期条件:
境界条件:
をみたすように解け.