1月12日(金)の火口の様子

東京消防庁ヘリ(ひばり)

観察者:中田,川辺(地調)

中田撮影


西の強風のため、噴煙がカルデラの中に充満。底は見えない。噴煙高度は約400m。

12月下旬から認められる南西から南のカルデラ縁の亀裂(縁から10〜20m程度の距離)は、とぎれとぎれに長さ300〜400m程度にわたって認められる。

気象庁によると、11日午前10時40分過ぎ、数分間にわたって有色噴煙が監視カメラで観察されたり、坪田で降灰の報告があった。しかし、上空から降灰の跡は確認できない。噴煙は飛行中は真っ白のもくもく。

同じく気象庁によると、12月頃から、夜間、火映現象が神津島や御蔵島から観測されている。また、火口の温度が400度を越えるようになってきている。昨日のSO2は37,000トンとのこと。

 

―九州大学の松島 健さんが1月11日午後8時54分に神津島から撮影した三宅島の映像.SONY Digital Handycam PC-5 (Super NightShot モード)使用―

 

昨日の火山灰噴煙は、噴煙を勢い良く上げる火口の壁の崩落や、カルデラ縁の南西から南で亀裂の見られる部分の崩落に伴うものかもしれない。

(中田)


北から見たカルデラから溢れる噴煙。池はスオウ穴。

 

青白い噴煙が目立つ(同じく北から)

 

カルデラの西縁を南側からのぞむ。

 

レストハウスの様子


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