観測ヘリ:警視庁
観測者:津久井,川辺(産総研)
観測時間:10時48分〜11時15分,15時03分〜15時17分
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写真説明
1. 三池港沖海上から.白色噴煙の(海抜)高度は,ほぼ島の高さの1.5倍弱くらい,およそ1100m前後. SO2ガスは左(南)が濃く,右(北東)に向かって徐々に薄まるように見えた.雲の高さは500m〜 900m位か.もとの写真がまがっていたので回転させました.失礼.
2. 南東沖からみた噴煙,ガス.白色噴煙はカルデラ縁から離れると間もなく消散.カルデラから溢れたガスが山腹に広がる.
3. 南東上空から山腹,ガスをみる.三池およびその北へ流れるガスはまだ濃い.白色噴煙は濃い.鉢巻き林道(写真左側を,曲がりながら上下走る白い道)によりも上,金曽(空港滑走路の北半分の山側)の植生は変色したまま.
4. 火口と噴煙の様子.(これまでと同様に)主火口,北側2つの 火口からの噴煙は少なく,おもに南側火口から噴煙が排出されている.量は少なくないが,上昇速度は大きくなさそう.
5. スオウ穴上空から見たカルデラ底.西側“黒池”は濃い赤褐色の錆色,北の池は黄土〜緑色(5/30には茶色だった).“マウンド”西側の水たまりもはっきりした.
6. カルデラ東縁上空からカルデラ底,スオウ穴をみる.スオウ穴の西側,東側ともに後退している.
7. カルデラ東壁.土埃があらわれてよく見える.最上位〜50mはカルデラを埋めた崖錐?と溶岩.画面中央,中位には当時の地表へでた噴出物とその給源の岩脈がみえる.地獄谷谷頭部(画面左端)はかなり以前から谷地形があったことがわかる.
8. カルデラ東縁上空からスオウ穴,神着方向をみる.山腹中腹以下は植生が緑色であるが,鉢巻き林道より上の回復はまだ.
撮影は,7月4日午後2時40分から3時15分