2002(平成14)年11月28日(木)の三宅島の様子

観測ヘリ:陸上自衛隊ヘリ

観測時間:15:15 〜 15:42(火口目視)

観測者:大島


写真撮影: 大島 治   写真の二次使用に当たっては必ずお問い合わせ下さい

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<写真説明>

写真1。 三宅島北東海上から見る噴煙。殆ど水蒸気と思われる白煙が間歇的に(パルス状に)上がり、弱い西北西の風に乗って空港側へ流されている。

写真2。 南東海上(御蔵島側)から見る三宅島。白煙の高さは島の高さの2倍弱(高度1300〜1400m程度)が上限。弱い西北西の風に流され、多くは山頂付近で消散する。

写真3。 南東(坪田〜空港)沖から山頂方向を見る。

写真4。 南から見る白煙排出状況。白煙は弱いパルスとしてダンゴ状にカルデラ外風下に送り出されている。

写真5。 南西上空から見る火口付近〜カルデラ南半。間歇的に高く上がる白煙は、このところの推移にしてはやや太めに見える。

写真6。 西側から見るカルデラ北半。午後の低い陽射しのためにカルデラ内は暗い。壁面に西縁と噴煙の影が映り、崩落続く北壁は上半部の凹凸がクッキリ。黄白色っぽい突出岩体の上方、脆いスコリア・アグルチネート部分は崩落〜後退顕著。

写真7。 北西から見る火口。白煙は主に南主火口から上がるが、旧(北)主火口からも時々上がる。排出に力強さはない。手前の「北西噴気帯」や火口丘周囲の旧来の噴気もいずれも活動弱い。

写真8(R)。 西カルデラ縁越しに見る火口とカルデラ底。白煙の右後に南主火口がチラとみえる。写真9(L)と立体視すると南主火口が以前より深くなって見える。切立ったカルデラ南壁下部がそのまま南主火口の南壁になっており、火口東壁上部は廂のように火口上にオーバーハングしている。

写真9(L)。 西カルデラ縁越しに見る火口とカルデラ底。写真8(R)とセットで実体視できます。

写真10。 北西から見るカルデラ底。南側の火口丘と北西側のマウンドに挟まれたかたちでほぼ南西〜北東に並ぶ3つの大池が目立つ。「西池」(右下:旧別名「黒池」)と「中池」は一見繋がっているように見えるが僅かに分断されている。前方の「東池」は北〜東壁からの崩落物を受けて茶色く濁っている。左下、マウンド両側の壁寄り小池2つも茶色く濁り、以前より大きくなっている。

写真11。 北側上空から見るカルデラ北縁。壁面崩落が進み、斜面上部のカルデラ縁も少しずつ後退、顕著な地割れから先がだんだんとやせ細ってきている。(北壁最高点より東側の縁の後退が目立つ。)中下部の突出岩体はますます際立ってきている。

写真12。 南西斜面。緑は全く見えない。午後の低い光で谷筋や8月18日投出岩塊の衝撃孔がよく見える。雄山林道はヘアピン付近から先は埋没のまま。

写真13。 牧場地区。泥流流路に出来た沢筋や画面右下から1983年火口列(特にA火口)にもひろがる8月18日投出岩塊の衝撃孔などがよく見える。泥流で遮断された鉢巻林道は復旧、迂回路も。左端はレストハウス近くの斜め交差点。

写真14。 スオウ穴東上空から見る赤場暁〜三七山付近。赤場暁には橋脚が、地獄谷中部には砂防ダムが姿を見せている。

写真15。 沖ケ平(三池港)〜三池地区。山腹は茶色一色。こうスッキリ見えてもガスの流れる風下近くに当たる(軸は空港)。

写真16。 COSPEC結線修理中の中堀さん。ガスのかすかに漂う三宅島空港のヘリ機内で。

写真17。 伊豆大島波浮東岸に座礁したバハマ船籍自動車運搬船の消火作業。10月1日座礁、重油の抜取作業は終わりに近かったらしいが11月26日朝出火、3日目夕方の今、既に火は見えないものの放水が続いている。

写真18。 夕日をあびる伊豆大島。

写真19。 お世話になった陸自ヘリCH47JA型 961号機。COSPEC観測・目視観察は右前扉の上半分を開けたこの状態で行う。後部に立つのは古屋さん。出発前、木更津基地にて。

写真20。 3時間半の飛行お疲れ様。ローターを休める961号機。機首の向こう、東京湾越しに夕映えの富士山がクッキリ。他機も続々帰投中(富士山の右、丹沢山地をバックに)。


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