2月12日(月) ヘリコプター:警視庁おおとり8号(JA18MP) 搭乗者:中田、宮城(地質調) 午前9時02分東京へリポート出発(クルー3名、警視庁3名) (横浜、油壷、三浦海岸、大島東10マイル経由) 天候:曇り(行きは太陽が一部のぞく)。救命胴衣とモンキーバンドを装着して右窓側 に乗り込む。宮城氏は温度測定を予定。 9時55分三宅上空着。観測高度約2600フィート。 北〜東〜南を3回旋回。窓を開けて もらう(寒い)。 三宅上空:曇り。北東の風、12ノット。噴煙は西から南西方向にたなびく。約3500 フィートに雲が停滞し、噴煙高度は不明。 スオウ孔の水溜まりの色は空の色。 火口の中はよく見える。火口から出る噴煙の色は白。カルデラ内では南側にたなびき、 南壁を這いのぼって西〜南西方向に流される。カルデラ底中央部の黒色泥水の範囲がや や広がっている(双眼鏡で水面が確認できる)。同じくカルデラ底の北東側の水溜りは 赤みの少ない黄褐色。その他、大きな変化は見られない。 宮城氏によると火口の噴煙温度は100℃ちょっと。上方から測定していないので低めに 出るのではないかとのこと。 10時23分観測終了。 10時41分神津島空港着陸。3名降機。 11時17分神津島空港離陸。2名乗機。  式根島、大島、横浜、浜松町経由。三原山斜面には雪が残る。大島空港の新滑走路が ほぼ完成している。 12時20分東京へリポート着陸。気象庁へは電話連絡(宮城担当)。 (中田)