2月14日(水)FLY-27 ヘリコプター:警視庁(おおとり5号) 搭乗者:金子,東宮(地調) 雪で立川基地から観測担当のヘリが出発できず,急遽,東ヘリの機体を用意する.こ のため,出発が大幅に遅れる.午前9時49分,東京ヘリポートを離陸. 他に同乗者な し.10時40分三宅島上空到着. 噴煙の高度は1000m程度であるが,時折,パルス的に1200m程度まであがる.噴煙 は,東南東方向へ斜面に沿って下り,三池港〜空港付近に流れ込み,海上を御蔵島の 東側に伸びている(写真1).噴煙の水蒸気を主体とする白色の部分は,鉢巻林道付 近まで流れた後,消散し見えなくなる(この距離は以前に比べ短くなっている?) (写真2) カルデラ床は噴煙が滞留しているため,見ることができない(写真3).しかし,風 向きの関係で,これまで噴煙に隠されていた主火口の南側のカルデラ壁(南側のキレ ツの下)を覗き込むことができる(写真4).カルデラ壁の下3分の1付近にイオウ がびっしり付着している(写真は後日公開) カルデラ縁のキレツもー南側のものも含めーほとんど変化していない. 11時13分観測終了. 11時28分新島空港着陸.給油後,12時28分離陸. 13時30分,東京ヘリポート到着. (金子) -------------------------------------------------------- 写真1 噴煙は,東南東方向へ斜面に沿って下り,三池港〜空港付近に流れ込み,海 上を御蔵島の東側に伸びている(北より). 写真2 噴煙の水蒸気を主体とする白色の部分は,鉢巻林道付近まで流れた後,消散 し見えなくなる(南より). 写真3 カルデラ床は噴煙が滞留しているため,見ることができない.(北より) 写真4 風向きの関係で,これまで噴煙に隠されていた主火口の南側のカルデラ壁 (南側のキレツの下)を覗き込むことができる.イオウの付着域はこれより下.