平成13年3月2日(金) 消防庁へり「ちどり」JA119A 観測者:中田、川辺(地質調)。 早朝は雪模様。天候が午後に向けて回復気味のため、東京へリポートで1時間待機。 クルー3名。消防本部長以下3名。 東京は雨が上がって曇天。強風。 10:00東京へリポート離陸。弱いダッチロール。 10:30伊豆大島東から南側 10:42利島着離陸(消防庁1名降りる) 10:48神津島多幸湾南を経て三宅島へ 10:55低空飛行するも三本岳付近より先見えず。三宅島接近断念 11:08神津島空港着陸  消防本部長神津島視察 12:15神津島離陸。再び三宅島へ向かう。 12:25三宅島阿古上空。 12:44観測終了離脱 13:02利島着離陸(午前に降りた消防庁1名乗込) 13:45東京ヘリポート着陸(気象庁へは電話連絡) 三宅島上空は北西の風。雲が残るが晴れてきた。 噴煙は真っ白けで、最高到達高度は約5000フィート(1500m)。 噴煙は南東の坪田方向 (三宅空港から南側)へ流れる。 観測ヘリは南から入りカルデラの西側から北側を経て北東側まで、高度2500フィートから 始め3000フォートまで上げて観察。計3半週。カルデラ内は白色噴煙にほぼ満たされてい て、カルデラの底がほとんど見えない。東側の壁と底の立ち上がり部分が噴煙越しに透けて 見える。火口が一部見えたが白色噴煙が上がっている以外明瞭ではない。 カルデラ北壁上端が比較的新しい地層断面を見せている。前回津久井氏が報告のもので、さ らに数日前の微動の発生に関係するものと考えられる。カルデラの外側斜面は直前まで降っ ていた雨の影響でどの沢も水が流れており、太陽光線に反射してきらきら光る。西斜面から は太陽光に暖められて所々湯気が立ち上っている。古い火砕丘の底には数箇所水溜まりがで きている(津久井氏指摘通り)。 追記: デジカメのスマートメディアが壊れたため写真掲載できず。すみません。 もう何枚駄目にしたことか。。。ドジです。ショック。 伊豆大島新滑走路は約200mおき程度に大きな×印。 これをどうやったら見落として着陸できるのか不思議。