三宅島火山噴火調査 観測日時等 13年4月11日 観測時間 10時52分 〜 11時07分     搭乗時間 9時48分 〜 12時37分                 東ヘリ1007→目黒→新横浜→城ケ島西側→大島東沖→1052三宅上空観察 1107→ 1119神津島空港(給油なし,警視庁職員2名降機,1名搭乗) 1123→大島東上空→鎌倉→1233東ヘリ (警視庁 おおぞら2号 JA9678 クル−4名+(三宅署長+1名神津島 で降機,1名搭乗)+山元・津久井)(ふじい機長) 3.観測者   津久井雅志(千葉大)、山元 孝広(産業技術総合研究所) 4.天候状態(概況)   薄曇り〜三宅上空曇 5.飛行経路・高度 10時07分,東京へリポート離陸.東京は薄曇り.南部の天候の回復が遅れ ているので1時間ほど待って離陸.本日のヘリは20人くらい乗れる大型の もの.予め,モンキーベルト,ドアオープンの準備OK.しかし南へ行くほ ど視程悪い. 大島は,霞んでいる上,高度500m以上は雲の中.大島以南,雲は低く海上 は白波がたち,うねりもある.北〜北北東の風20ノット. 10時48分,モンキーベルト着用するも,三宅は雲・霧の中. 10時52分,伊豆上空に達するが,高度300m以上の山腹は雲の中.飛行高 度150〜200mで反時計回りに海上を阿古・今崎まで飛んで右旋回,海上を 時計回りに三池港まで飛んだところで,11時3分“神津に向います”.右旋 回して島を左に見て飛んで,11時07分伊豆上空を通過して離脱. 神津で職員の交代をして,東京へリポートへ.12時33分着陸.37分降機. 6.観測結果 雲が低いため海上からの観察のみ. ○ 泥流の様子.水に浸っている箇所,泥流によって埋まった深さが増した 箇所が多いようにも見えるが,遠くて詳しくわからない. ○ 阿古〜伊ケ谷〜神着〜三池を飛行高度150〜200mで海上からみて,噴煙, ガス確認できない.(北風で南へ,なびいているのだろう) 島内作業本日なしとのこと. 写真 1 伊ケ谷港付近をみる. 写真 2 阿古沖上空から新澪方向をみる.噴煙,ガスはっきりしない. 写真 3 大久保浜(東電発電所)と山麓. 写真 4 アノウ崎沖から赤場暁をみる. (津久井雅志)