1月9日(水) ヘリコプター:航空自衛隊(百里) 搭乗者:金子,古屋*     中堀,尾台(気象庁)     福井(気象研)     篠原(産総研) (*上空からの観測には加わらず.) 10時10分 航空自衛隊百里基地集合.       CO2,SO2観測機材を機体へ取り付ける.その後昼食(全員持参). 11時50分,百里基地離陸. 13時05分,三宅中学ヘリポートへ着陸.古屋さんが降機,絶対重力測定に向かう. 13時07分,離陸,火口観測開始. (噴煙) 強い西風のため噴煙は火口をでてすぐ東方にたなびき,高さは海抜900m程度までしか 達していない(写真1).ガスは同様に東に向かい,漂うように三池港に方面に流れ 込んでいる(写真2). (カルデラ内部) 強風のためガスがカルデラ内に滞留し,内部はほとんど見ることはできない. (カルデラ璧) スオウ穴付近の壁に赤褐色の新鮮な面がでており,この付近で小規模な崩壊が続いて いる模様(写真3).また,西側に小規模な崩壊跡が見られる(写真4).南側は以前 からの亀裂を含めあまり変化はない(写真5,6). 13時30分,火口観測終了.CO2,SO2の観測に移る. 14時51分観測終了. 15時00分三宅中学へ着陸.上陸した1名をピックアップ. 15時02分離陸. 16時08分,百里基地到着. (金子隆之) 写真 1 北側から見た三宅島.噴煙が東へ流されている. 2 三池港付近に流れ下るガス. 3 スオウ穴付近.新鮮な面が露出している. 4 西側に見られた新しい崩壊の跡.. 5 以前から見られる南側の亀裂. 6 以前から見られる南側の亀裂(登山道の上).