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ne = n = -ni?としているが,これでよいのか?(F) |
講義で考えた,面積DS,厚さ2eの小領域には6つの面(上面1,底面1, 側面4)がある.面積DSをある程度小さくすれば,上面の法線ベクトルne と底面の法線ベクトルniは逆向きになる. |
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mの膜と-mの膜がくっついたのがDouble Layerか?(F) |
そう考えて良い.ただし,面上でm,-mは一定値とは限らず,変化しても良い. |
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∇2(1/r)= - 4 p d (x,y,z)はどうやって求める? (S, F,Y) |
性質1)原点以外では左辺=0は容易に確かめられる. 性質2)原点は特異点なので通常の微分はできない.この場合にもガウスの発散定理が成り立つことを要請してみよう.つまり,左辺を半径aの球内で積分してみる.発散定理から ∫∫∫∇2(1/r) dv = ∫∫(∂/∂r)(1/r) r2sin q dq dl= -4 p この式は,半径aの取り方によらず,なりたつ. 性質1)2)から,デルタ関数ということがいえる. |
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gradって微分してスカラーをベクトルに変える感じのものですか?またdivってベクトルを微分してスカラーにする感じですか? (S) |
そういう「感じ」です.幾何学的には次のとおり. 1) grad V: V= 一定の面(多数ある)をイメージしよう(等ポテンシャル面).その面に直交する向き(法線方向)の微分係数. 2) div v: 点(x,y,z)にサイズDx,Dy, Dzの小領域を考える.ベクトルvを水の流速ベクトルだとイメージして,六つの面をとおしての流出・流入量の差(実質的な増減)を勘定すると,div v (DxDyDz)がえられる.div vは単位体積当たりの流出・流入量の差(=発散量)と考えられる. |
U∇2V=(∇2V)U や U grad V = (grad V) Uは なりたつか? (S) |
なりたつ. |
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東大では測地学はどの程度,研究されていますか? 日本の大学では測地学はそれほど扱われず,むしろ省庁の方が盛んで,また,ヨーロッパの大学では結構,盛んだと聞いたことがあるのですが...(F)
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東大では,地震研(大久保).京都大学では地球物理学教室に1講座あるのみ.日本の大学では,マイノリティである.省庁では国土地理院が本業として行っている.ヨーロッパでは歴史的経緯(軍事目的,国境画定目的...)から,測量・測地が盛んだが,学部として工学部・測地学科となっている.ドイツに留学しているとき,一般の人と話をしても「私は地震を研究している」といってもポカンとしていたが,「測地学」というと「ああ,それなら知ってる」という顔を何度もされた.米国では宇宙開発で有名なJPL(ジェット推進研),NASAがダントツ.重力ポテンシャルをきちんと決めたり,地球の回転軸の向きがわからないと,宇宙船の軌道管制ができない. | ||||||||||||||
どうして電磁気と重力の式は似てるんでしょう? |
かなり深遠な問.物理学の力の大統一理論が完成・検証されれば,解明できる? | ||||||||||||||
測地学のような学問は,あまり人気がでないし,おもしろくないのでは,ありませんか? |
今,ポピュラーじゃないということは,その分野での競争が少ないので,すぐに世界一になれる!? 今,ポピュラーな分野に進むと,自分が第一線に出る頃(10-20年後)には,その分野は斜陽産業?下の表で花形が何年間,栄光を保ち得たか考えてみるのも面白い. 昔,人気のなかった「微生物」「農学」系がバイオ関連で日が当たりはじめていることを考えると,20年前にその分野に進んでいれば...
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