J. S. Gilbert, S. J. Lane, R. S. J. Sparks and T. Koyaguchi (1991) Charge measurements on particle fallout from a volcanic plume. Nature, 349; 598-600.
T. Miura, T. Koyaguchi, Y. Tanaka, (1996) Atmosphric electric potential gradient of ash clouds generated by pyroclastic flows at Unzen Volcano, Japan. Geophys. Res. Lett., 23, 1789-1792.


火山噴火の複雑な変動現象をモニターする新たな手法として,噴煙中の火山灰の帯電現象を利用した,観測手法を確立した.火山噴煙の周辺の複数点において大気電場を測定することによって,噴煙の移動や噴煙中の火山灰の移動を推定することが可能であることを示した.火山灰の帯電量をファラデーカップや電場をかけたプレートで火山灰を沈降させることによってフィールドで直接測定した.これらの手法は桜島の噴煙や雲仙普賢岳の火砕流噴煙に応用され,火山灰の移動状態をリアルタイムで推定することに成功した.


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