小屋口剛博 (1991) 流体実験による火成作用の素過程の研究と岩石学への応用.月刊地球, 13: 346-352.

マグマの多様性はマグマ供給ー噴出複雑系における様々な流体力学的素過程の結果生じる.したがってこれらのマグマの成因を知るためには,従来の相平衡論やマスバランスのみに基づく岩石学だけでは不十分であり素過程に関する流体力学的アプローチが必要となる.流体力学的アプローチの概要について,とくに室内実験をスケールのことなる自然現象に応用するための考え方について整理しまとめた.


  • 小屋口剛博のhome pageへもどる