日記史料有感地震データベース

収録した日記史料について(解題)

『斎藤月岑日記』

解題 斎藤月岑は、江戸時代後期から明治時代初期にかけての江戸・東京の町人。通称は市左衛門、諱は幸成、月岑は著述等の際に用いた号である。斎藤家は江戸の古町名主の家柄で、月岑も居住町である神田雉子町のほか、三河町三丁目・同裏町・四丁目・同裏町・四軒町の町名主をつとめた。 日記には、毎日の天候、名主としての公務、本人および家族の行動、開帳・火事・地震などが記される。全体に備忘録的性格が強く、おおむね各記事は簡潔であるが、幕末から明治初期にかけての江戸・東京を、公私両方の目を通して見ることのできる、貴重な史料である。
【参考文献】「刊行物紹介 大日本古記録斎藤月岑日記一」(『東京大学史料編纂所所報』32、1997年)
所蔵 東京大学史料編纂所
刊本 東京大学史料編纂所編『大日本古記録 斎藤月岑日記3~6』岩波書店、2001~2007年
現存年代 天保1~明治8 (1830~1875)
採録期間 天保15~安政4
記録日数 嘉永6年:0日/355日、安政1年:384日/384日、安政2年:354日/354日、安政3年:355日/355日、安政4年:384日/384日
主滞在地 東京都千代田区

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